「竜とそばかすの姫」カンヌで上映、拍手と歓声に包まれた細田守「この作品は幸せ」

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長編アニメーション「竜とそばかすの姫」が第74回カンヌ国際映画祭でフランス現地時間7月15日に公式上映され、監督の細田守が出席した。

細田守

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細田守(中央)

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カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「カンヌ・プルミエール」部門に選出された本作。「未来のミライ」以来3年ぶり2度目のカンヌ訪問となった細田は「まだ世界中で誰も観ていないこの作品が初めて上映されることに緊張していますが、映画を楽しんでくれることを願っています」と心境を語る。

拍手を受ける細田守(中央)。

拍手を受ける細田守(中央)。[拡大]

劇場には10代からシニア層まで約1000人の観客が来場し、細田を大きな歓声と拍手で迎え入れた。そして上映が終わるとスタンディングオベーションが約14分続き、細田は「気持ちのこもった拍手を本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝える。そして彼は「今作はカンヌ映画祭の中でも特殊な作品だと思いますが、映画を愛する人が集まるこの場所で支持してもらえたことは、すごく励みになりますし、力になります。この作品は幸せですね」とコメントした。

「竜とそばかすの姫」はインターネットの仮想世界「U」を舞台に、歌姫の“ベル”というアバターで一躍注目を浴びる高校生すずと、竜の姿をした謎の存在の関係を描く物語。全国の劇場で上映中。

細田守 コメント

こんなに皆さんから拍手をもらえるとは思ってなくてビックリしました。世界で初めてお客さんに観てもらい、さらに拍手もいただいて本当にほっとしました。今作はカンヌ映画祭の中でも特殊な作品だと思いますが、映画を愛する人が集まるこの場所で支持してもらえたことは、すごく励みになりますし、力になります。この作品は幸せですね。
いよいよ日本でも本作が公開となりますが、カンヌでご覧になった人達と同じような気持ちを共有して欲しいです。コロナ禍で大変だと思いますが、感染対策をしながら、ぜひ映画館でこの作品を楽しんで欲しいです。

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(c)2021 スタジオ地図

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