ロメロ史上もっとも“痛ましい”未発表作「アミューズメント・パーク」予告公開

ジョージ・A・ロメロ監督作「アミューズメント・パーク（4Kレストア版）」の予告編がYouTubeで公開。あわせて新場面写真7枚も到着した。

ロメロが1973年に手がけ、幻の未発表作となっていた本作。もともとは年齢差別や高齢者虐待についての認識を高めるため、ルーテル教会がロメロに制作を依頼したものの、当時のアメリカ社会をあまりにもストレートに描写した内容に依頼者が慄いたことからお蔵入りとなっていた。

予告編には「ジョージ・A・ロメロ監督作品史上、もっとも“痛ましい”映画」というコピーとともに、若者たちでにぎわう“アミューズメント・パーク”でリンカーン・マーゼル演じる老人が邪魔者扱いされるさまや、崩れ落ちて嘆くさまが捉えられた。場面写真には、額にけがを負い、肩を落として歩く老人の姿などが映し出されている。

「アミューズメント・パーク（4Kレストア版）」は特集上映「カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション (R) 2021」にて7月16日に先行上映。10月15日より新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。