「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトの一環として上映された「
まず櫻井は「今日初めて『【推しの子】』を観たよ、という方はいますか?」と客席に尋ね「何度も観た方もそうでない方もいらっしゃると思いますが、またこうしてこの舞台に立てていることすごく幸せに思っています。65年という歴史を持つ劇場に敬意と感謝をしつつ、今日は楽しんでいけたらと思っています」と挨拶。続いて、今作で映画初主演となったことを振り返り「今だから話しますが、主演だというのをマネージャーから告げられたのは、クランクインする2日前くらいでした」と衝撃の事実を明かして会場を驚かせた。
齊藤は「現場でみんなが明るく接してくれたので私自身もすごく明るく元気になりました。シリアスな“闇”のシーンでは話しかけずにそっとしておいてくれて、キャストの皆さんに支えられてのルビーでしたね」と述べ、原は「撮影と並行しながらレコーディングやダンスの振り入れをするのは初めてでした。大変だなと思いながらやってはいたのですが、あんなに濃密で宝物みたいな時間はもうなかなかないだろうなって思うくらい、素敵な時間を過ごさせてもらいました。時間が経って、振り返ってみて改めて強く思いますね」と感慨深げに語る。さらに原はB小町として参加した歌番組も回想して「あの日の記憶無いんですよね……」「スリー、ツー、ワンのカウントが聞こえてから次の記憶が、舞台裏の一角で『緊張したね』『大丈夫だったかな』って(メンバーの)3人で寄り集まって興奮とか高揚感を分かち合う時間でした」と告白する。
茅島は「黒川あかねはすごくかわいらしくて内気。どうやって役を作り上げていったらいいかと不安に思っていましたが、現場に入るとみんな役にぴったりとハマっている方ばかりで、みんなと一緒にいれば大丈夫、と刺激をもらいながら引っ張っていってもらったなと感じています」とコメントした。
劇中劇「15年の嘘」の舞台挨拶のシーンは、丸の内TOEIで撮影された。当日はスモークの量が「とんでもなかった」と語る齊藤は「この4人と金子ノブアキさんとのシーンだったので、今こうして並んでいるとタイムスリップしたような気持ちになります」と懐かしむ。また櫻井と齊藤は双子を演じたが、現場でも双子らしい場面があったのだとか。齊藤は「雪の日の撮影では、打ち合せもしていないのに私服がおそろコーデみたいになっていてびっくりしました」、櫻井は「ツーショットの場面ではスタッフさんから『似てきたね』と言われることがどんどん増えるようになりました。今はもうだいぶ違うけどね」と和やかに話す。
櫻井と茅島が一緒に参加した初日に、劇中の恋愛リアリティショーでのキスシーン撮影があったことも明らかに。茅島から「(櫻井が)一言もしゃべってくれませんでした」「特にそういうシーンの前はコミュニケーションが大事じゃないですか。でも全然目も合わなくて」と不満をこぼされると、櫻井が「クールな印象の方だなと思っていたので、なんか、しゃべりかけたら怒られたりしないかなと思って……」とかわいらしく言い訳を述べる一幕もあった。
最後に齊藤は「やっぱりスクリーンで観る特別感は素晴らしいものだと思うので、今日は皆さんにスクリーンでご覧いただいてうれしかったです。配信でも観られるので、何度でも何度でも楽しんでいただけたら」と挨拶し、櫻井は「65年という歴史ある場所で、『【推しの子】』という作品を背負ってまたみんなでここに立てています。それは観てくださった皆さん、そして【推しの子】を愛してくださった皆さんのおかげだなと強く感じております」と深い感謝を伝えて、イベントを締めた。
hiro @hiro
もう映画終わってるのかと思ってた https://t.co/6x4RzwkX0f