菅田将暉、“キャラクター”が求められる現代にメッセージ「生きてさえいればいい」

6

484

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 71 380
  • 33 シェア

キャラクター」で主演を務めた菅田将暉のインタビューコメントが到着した。

「キャラクター」より、菅田将暉演じる山城圭吾。

「キャラクター」より、菅田将暉演じる山城圭吾。

大きなサイズで見る(全7件)

「キャラクター」ポスタービジュアル

「キャラクター」ポスタービジュアル[拡大]

本作は殺人事件の犯人を目撃したマンガ家・山城圭吾を主人公にしたダークエンタテインメント。山城が犯人をキャラクター化してサスペンスマンガ「34」を発表したところ、その物語を模した事件が次々と発生していくさまが描かれる。菅田が山城、Fukase(SEKAI NO OWARI)が殺人鬼の両角を演じたほか、小栗旬、高畑充希、中村獅童らが共演した。

「キャラクター」

「キャラクター」[拡大]

2020年4月に発令された一度目の緊急事態宣言の解除後、菅田にとって最初の映画撮影となった本作。菅田は完成した作品を観て「山城は、よくある映画の主人公っぽくない主人公。地味だし、自分から派手な動きをしない。だからこそ、そんな人物を中心にいろんな物事が目まぐるしく動いていく。自分が関わっていないシーンがとてつもなくかっこよかったし、ワクワクしました」と感想を述べる。

また役へのアプローチについて「今回は、引き算の芝居に徹底しようと思ってやってたんですよ。マンガ家として1個夢をあきらめたあとの徒労感の中に生きていて、それでも自分が真摯に向き合えて表現できるのはマンガだけ、というキャラクターだったので」と明かし、「アイデンティティが足りないことで悩む山城のように『面白くいたい』『より充実していたい』という欲が人間にはあるから、人に甘えられなく、どんどん孤独になっていく。観てくれた人の中にもそういうことを考える人がいっぱいいると思うので、そこが伝わればいいかなと思いました」と話した。

誰もが発信者になれる今の時代において、あらゆる場面で“個性(キャラクター)”が求められるが、菅田は「人からつまらないって言われようと、生きてさえいればいいと思うんです」と述べている。

長崎尚志がオリジナル脚本を執筆し、永井聡が監督を務めた「キャラクター」は6月11日より全国ロードショー。

この記事の画像・動画(全7件)

(c)2021映画「キャラクター」製作委員会

読者の反応

  • 6

katsuΣ! 菅田将暉 推し★沖縄代表 @katsumiisa

菅田将暉、“キャラクター”が求められる現代にメッセージ「生きてさえいればいい」 https://t.co/uej3CBpCZA

コメントを読む(6件)

関連商品

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 キャラクター / 菅田将暉 / 永井聡 / 長崎尚志 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。