1970年に製作された
本作の登場人物は、荒野をさまようかのように逃げてきた若い男、荒れ果てた家に住む男女、口の利けない美少女、黒づくめの殺し屋などわずか7人。墓場に埋められたはずの100万ドルを奪い合う者たちの姿が描かれる。アメリカが舞台でありながら、イスラエルのネゲヴ砂漠で撮影された。
予告編は、監督官ダムを殺し屋サンシャインがトラクターで追いかけ、轢き殺そうとする狂気的なシーンから始まる。そしてサンシャインが謎の若い男キッドに「金はどこだ?」と問い詰めて殴り、荒野での銃撃戦が幕を開ける。「暁のガンマン」などで知られる
音楽を手がけたのはクラウトロック(ジャーマンロック)を代表するバンド、カン。激しく掻き鳴らされるギター、不穏なリズムを刻むドラム音、日本人ボーカル・ダモ鈴木の哀愁あるボーカルが予告編を彩っている。本作に使用された3曲は1970年リリースのアルバム「サウンドトラックス」に収録されていたものの、日本では劇場公開されなかったため、映画を実際に観た日本人はほとんどいなかった。
「デッドロック」は5月15日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開。
tAk @mifu75
CANの音楽が不穏さを掻き立てる、ドイツ映画「デッドロック」予告編 https://t.co/Hn84DUeTw3