北朝鮮の強制収容所を題材とするアニメーション「
日本から北朝鮮に移民し、キム・ジョンイル体制下の北朝鮮強制収容所に入れられたパク一家の姿を描く本作。在日コリアン4世である
予告編は「12年前、私は母国から亡命しました。これは私の家族の物語です」とカメラに向かって語りかける男性の姿からスタート。両親と幸せに暮らしていた主人公のヨハンが、父が政治犯の疑いで逮捕されたことから家族とともに強制収容所に送還されてしまう様子や、飢えと極寒の中で過酷な労働を強いられるさまなどが切り取られていく。
清水は本作のタイトルについて、「2つの意味を込めました。1つは英語の慣用句で“絶対的な羅針盤”の意。人間として進むべき方向や生きる真の目的を、究極の環境でも見失わない主人公たちの葛藤を描きたかった。2つ目に“ニュースでは報道されない北朝鮮の現実”。それは今日でも12万人以上が収容されている政治犯強制収容所での人権蹂躙と、抑圧の中でも健気に生きる北朝鮮の人々のヒューマニティーを表現したかったのです」と思いを語った。
「トゥルーノース」は東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
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北朝鮮収容所に入れられた家族描く「トゥルーノース」公開は6月。https://t.co/BJyduhugsk