妊娠した母が苦悩、ペマ・ツェテン監督作「羊飼いと風船」新映像

第20回東京フィルメックスで最優秀作品賞に輝いたペマ・ツェテン監督作「羊飼いと風船」の本編の一部が、YouTubeで公開された。

本作は、チベットの大草原に暮らす家族の姿を通して、信仰との向き合い方や牧畜民として生きる厳しさ、伝統的な役割を強いられてきた女性たちの選択を描く物語。ソナム・ワンモ、ジンバ、ヤンシクツォらが出演した。

映像には、すでに3人の子を持つ母・ドルカルの妊娠が発覚するシーンが収められた。一人っ子政策の影響で産むと罰金を科されることから、彼女は女医に「女の役割は子供を産むだけじゃない」「なぜまた産むの？」と問われて苦悩する。

「羊飼いと風船」は1月22日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次ロードショー。