さよなら我が家、少女の亡命描く「ヒトラーに盗られたうさぎ」ビジュアルと新写真

「ヒトラーに盗られたうさぎ」のポスタービジュアルと場面写真が公開された。

絵本作家ジュディス・カーの自伝的小説を、「名もなきアフリカの地で」のカロリーヌ・リンクが映画化した本作。ナチスが政権を握る直前に故郷ドイツを出国しイギリスへ渡ったカーの過酷な亡命生活をもとに、9歳の少女アンナが困難を乗り越えながら家族との絆を深めていくさまが描かれる。新人のリーヴァ・クリマロフスキがアンナを演じた。

ビジュアルには、アンナがうさぎのぬいぐるみを抱きしめて眠りにつく様子と「さよなら我が家。明日がきっと見つかる。」というコピーが写し出されている。場面写真には、アンナがぬいぐるみをお守りのように抱きしめる姿や、逃亡先の学校で言葉が理解できないまま授業を受けるシーンが捉えられた。

「ヒトラーに盗られたうさぎ」は、11月より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。「帰ってきたヒトラー」でヒトラーに扮したオリヴァー・マスッチと「ブレードランナー 2049」のカーラ・ジュリがアンナの両親を演じている。