オムニバス映画「緊急事態宣言」が8月28日からAmazon Prime Videoで独占配信される。
この企画は、新型コロナウイルス流行のため政府が発令した緊急事態宣言と、それによって起きた日常生活の変化に着想を得たもの。監督として
感染拡大防止を徹底した状況で撮影・制作された5作品。斎藤、田口、中條、関、輝、鈴木とともに「孤独な19時」を制作した園は「現状が、『フィクションのような』時代に、頭が狂わないように、正気を保つために映画を作り続ける事が、大事だ」とコメント。斎藤は「この作品を届けたい人、届けたかった人に届く事を心から願います」と思いを込めた。YouTubeでは特報が公開中。
緊急事態宣言
Amazon Prime Video 2020年8月28日(金)配信スタート
「孤独な19時」
監督:園子温
出演:斎藤工、田口主将、中條サエ子、関幸治、輝有子、鈴木ふみ奈
園子温 コメント
現状が、「フィクションのような」時代に、頭が狂わないように、正気を保つために映画を作り続ける事が、大事だ。
斎藤工 コメント
この混沌とした時代を生き抜く先に光はあるのだろうか。列島が未曾有の疫病や災害に苦しむ中、暗闇にもがく中、映画に出来る事は何なのだろうか。その一つの答えを園子温監督は本作により出してくれたと思っています。この作品を届けたい人、届けたかった人に届く事を心から願います。
「デリバリー2020」
監督:中野量太
出演:渡辺真起子、岸井ゆきの、青木柚
中野量太 コメント
コロナ禍の制限された条件の中で、いったい何を撮れるのか? 考え抜いた僕の結論は、やっぱり家族でした。
今、日本中のどの家族にも起こり得る食卓の話です。でもきっと、今まで誰も観たことが無い食卓の物語です。
渡辺真起子 コメント
どんな状況であろうが、中野量太監督の歩き方はかわらない。目標を決めています。当たり前のようですが、そこへ向かう監督としての背中をみているのが、私は好きなので、声をかけられたら、一緒にいきます!って答えちゃいます。そして撮影を終えると、物語を通して家族っていいなって、しみじみ思います。
岸井ゆきの コメント
「デリバリー2020」は居る場所はバラバラでも同じものを待っている家族の話。何が届くのか。是非ご覧ください。
「DEEPMURO」
監督:非同期テック部
出演:ムロツヨシ、柴咲コウ、きたろう、阿佐ヶ谷姉妹
ムロツヨシ コメント
緊急事態宣言というものが出されて、非同期テック部は始まりました。今できること、やりたいことを話し合い辿り着いた、一つの答えです。ただただ楽しみにしていてください。変な、恋の、おかしな恋の、お話です。
真鍋大度 コメント
人の心を動かすものは何か。表情とは一体何なのか。DEEPなムロさんを観て色々なことを考えました。
AI技術が作り出す不思議な表現を楽しんで頂ければ幸いです。
上田誠 コメント
ちょっと胸がざわつくようなテックを使いました。しかし来るべき未来だそうです。
果敢に顔をかしてくれたキャスト陣に感謝です。
柴咲コウ
ムロさんとのラブストーリーとお聞きして、驚きと楽しみを持って撮影に挑みました。それがあんなことになるなんて…!
「MAYDAY」
監督:真利子哲也
出演:各国の人々、岩瀬亮、内田慈
真利子哲也 コメント
緊急事態宣言中に完全リモート撮影の依頼を受けて、エジソンとリュミエールを見直して映画のはじまりから考えました。それから世界中の友人たちに声をかけて、コロナ禍にある2020年5月のビデオレターをもらったら、いろんな思いが浮かび上がってきました。それぞれは些細なことかもしれないけど、それがひとつに繋ぎ合わさった「MAYDAY」には、はじめて映画をみた人たちが味わったような驚きと発見があるように思います。
岩瀬亮 コメント
隣の人、遠くの人。知っている人、知らない人。その人達に思いを巡らせたり知りたいと思ったり。この映画に関わりながらそんなことを考えました。
内田慈 コメント
憧れの真利子組に。14か国・21都市の人々が関わる異色作。監督とリモートで相談しながら、コロナ下の日常をテーマに各都市各々で素材を撮影。出来上がったものは、各パートが作用しあって作品全体がうねり、テーマが立ち上がる妙はもう「観て」としか言えない。東京パートとして関われたこと、心から幸せです。
「ボトルメール」
監督:三木聡
出演:夏帆、ふせえり、松浦祐也、長野克弘、麻生久美子
三木聡 コメント
街を捨てよネットに行こう。ギャグに右も左も無いけれど、右よりなコメディと右よりなコボケをカマしまくる現実が跋扈する今日この頃、今回は左よりな感じです。パヨクですが何か?
夏帆 コメント
唯一無二な三木さんの世界観に、ずっと憧れていました。そんな、初の三木組。意気揚々と現場に向かったものの、自粛明けのブランクがあるなかでの撮影は、今までとは勝手が違い、それはそれはハードでした。今だからこそ、つくれる作品。そこに三木さんのシュールな笑いが融合して、ざらりとした不思議な作品になったのではないかと思います。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
ふせえり コメント
この「ボトルメール」は、三木作品の中でも特にぶっ飛んだ内容なので、真面目に観ないで頂きたい。制限のある中で作品を作るのは大変だが、バカパワーは出る。出演してる私も、バカパワーで演じた。
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