エンニオ・モリコーネが91歳で死去、「ニュー・シネマ・パラダイス」など作曲

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イタリアの作曲家であるエンニオ・モリコーネが現地時間7月6日に死去。91歳だった。

2016年、第88回アカデミー賞作曲賞を受賞したエンリオ・モリコーネ。(写真提供:Byron Purvis / AdMedia / Newscom / ゼータ イメージ)

2016年、第88回アカデミー賞作曲賞を受賞したエンリオ・モリコーネ。(写真提供:Byron Purvis / AdMedia / Newscom / ゼータ イメージ)

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各国メディアの報道によると、モリコーネは先週、転倒して大腿骨を骨折し入院。6日早朝に骨折に伴う合併症により死亡した。イタリア首相のジュゼッペ・コンテは自身のFacebookで「私たちは、マエストロ、エンニオ・モリコーネの芸術的な才能を、無限の感謝の念を込めて常に思い出します。音楽や映画の歴史の中で忘れられない音色を書き、私達に夢を見させ、感動させ、考えさせました」と哀悼の意を示した。

1928年11月10日にローマで生まれたモリコーネ。小学生の頃にのちに数々の作品でタッグを組む映画監督のセルジオ・レオーネと出会い、サンタチェチーリア音楽院で作曲と編曲を学んだあと、1960年代から映画音楽の世界に進出した。レオーネが牽引したマカロニウエスタンの作品群などで、500本以上の映画音楽を担当。レオーネの遺作となった「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」でもコンビを組んだ。

マカロニウエスタンの代表作には、レオーネが監督したクリント・イーストウッド主演作「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」や、2019年9月にオリジナル版が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」として日本で初公開された「ウエスタン」などがある。また、1987年にはブライアン・デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」、1989年にはジュゼッペ・トルナトーレ監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」で世界的に知名度を得た。

2007年、第79回アカデミー賞で名誉賞を受賞。2016年にはモリコーネを敬愛するクエンティン・タランティーノがメガホンを取った「ヘイトフル・エイト」で87歳にしてアカデミー賞作曲賞を初受賞した。

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