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AIが国民生活に浸透した2030年の日本が舞台の本作は、画期的な医療AI「のぞみ」を生み出した天才科学者・桐生浩介を主人公とするサスペンス。自身が開発したAIを暴走させたテロリストとみなされ逃亡者となる桐生を大沢が演じる。
大沢は、2018年12月末から翌2019年2月にかけて行われた撮影を振り返り、「緊張感があってなかなか心が休まらない2カ月間でした」と語る。追われる身となった桐生が走って逃亡するシーンが多いことから、賀来は「僕は本当に走っていなくて申し訳なさがあります」と悔しそうな表情を浮かべ「大沢さんが走るシーンが多いことは台本で知っていましたが、完成した作品を見てこんなに走っていたんだと思いました」と驚く。岩田は、賀来と自身を“「AI崩壊」インドア部”と呼び「僕に至っては走るどころか、あまり歩いてもいない……」と苦笑。2人に対して大沢は「意外と走っていない。僕は走り続けてきたんですが、賀来くんは57歩ぐらい歩いて、岩田くんは3歩ぐらい?」と冗談めかして苦言を呈する。
広瀬は自身演じる新米刑事・奥瀬が桐生を追いかけるシーンについて「(大沢が)本当に速くて! 『ここではギリギリ映っていてほしい』と言われたシーンでも、2テイクぐらい映れなかったです」と明かす。大沢は「広瀬さんはバスケを経験されているので本当に足が速いから、必死で逃げていたんです。この作品のいいところでもあるんですが、みんなが手を抜かないので、走りすぎたのかもしれません」と笑いながら理由を語った。
撮影終了後、賀来と岩田とともに食事に行ったという大沢。「(賀来と岩田が)宣伝をしていく前にいろいろとお話をしたいって言ってくれたのが本当にうれしかったんです。そんなことを言ってくれる機会ってあんまりないですし、この作品への思いや、『みんなに観てほしい』という気持ちを食事の場で感じて、感動したんですよ」と明かす。しかし、大沢が「でも店の予約を間違えちゃって。個室で押さえていたと思ったら相席だったんですよ」と述べると、会場にざわめきが。「僕がちょっと遅れて行ったら、女性の団体客のはじっこに賀来くんと岩田くんが座ってて申し訳ないなと思いました(笑)」と謝罪した。
本作では、オリジナル脚本も担当した入江は「この作品は、僕が子供のときに観て育った近未来SFやパニック映画というジャンルで、今の日本ではなかなか実現しない企画でした。でも大沢さんが最初に手を挙げてくださったことで動き出して、賀来さんや岩田さん、広瀬さんたち、ドラマや映画で主演を張れるような人たちが集まって実現した作品だったんです」とキャストたちに感謝を伝える。そして「長年の夢を叶えていただいたような気がして、一抹の寂しさもあります」と思いを吐露した。
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