岩田剛典演じる捜査官映した「AI崩壊」新映像、人工知能が大沢たかおを追う

大沢たかおの主演作「AI崩壊」より、岩田剛典（EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE）の出演シーンを切り取った本編映像がYouTubeで公開された。

入江悠が監督を務めた本作は、AIが国民生活に浸透した2030年の日本を舞台とするサスペンス。画期的な医療AI「のぞみ」を生み出した天才科学者・桐生浩介を主人公に、突然暴走を始めた「のぞみ」により日本全土が混乱に陥るさまが描かれる。ある事件をきっかけに追われる身となる桐生を大沢が演じた。

岩田が演じるのは若くして警察庁の理事官に抜擢された捜査官・桜庭誠。映像では、桜庭が捜査AIの“百眼”を起動させ、桐生の足取りをつかもうとする場面が収められている。桜庭を演じるうえで、普段のイメージとは真逆のビジュアルを固めることを徹底したという岩田。「自分で言うのもおこがましいぐらい“天才”な役柄ですが、撮影前に桜庭のルックスを作り上げたことで、現場では僕の気持ちが自然と桜庭のモードに切り替わったんです」と振り返った。

劇中で警察が捜査に用いる“百眼”は、防犯カメラの映像データや運転免許証・クレジットカードなどの個人情報を掌握して、捜査対象者を追うもの。本作を作るなかで入江は、AIが人間の行動をリアルタイムで把握する未来がすぐ近くまで来ていると感じたといい、「監視社会になれば、本作で描かれている世界が現実になる可能性はあると思います」と話している。また「それがいいのか悪いのかは、個人が判断するしかありませんが、知らないことで意図しない世界になることは怖いと思いますね。もしAIが人を選別することが正しいことになるのなら、コンビニに入れない人が出てくるということも起こるかもしれないです」と述懐した。

「AI崩壊」は1月31日より全国公開。