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とある小さな島で暮らす70歳の元教師・大吉と彼の飼い猫タマの暮らしを描く本作。大吉を演じて映画初主演を飾った志の輔は「なんの自信もなく、映画のこともわからずお引き受けして、1カ月もの間撮影を続けられたのは、ここにいらっしゃる俳優の皆さまのおかげ。振り返ると本当に楽しい1カ月を送らせていただいた落語家の私です」と挨拶した。
本日が猫の日であることから、登壇者は猫にまつわるエピソードを披露していく。柄本は、現場で岩合が猫ばかり見ていたと語り「監督の中では、猫がOKならOK。『すみません! あそこの猫が動いちゃったんでもう一回お願いしてもいいですか?』とかこちらにはほとんど触れられなかったです(笑)。でもそこに岩合さんの演出があるのかなと思って、見ていてほほえましかったです」と振り返った。山中は、支度に使用した現場の建物に触れ「1階が着替えをするところで、2階は30から40匹の猫が待機するところ、3階がメイク部屋でした。猫の部屋はいつもスタッフさんが掃除されていたんですが、撮休の日には柴咲さんが一緒にお掃除してらして、本当に猫が好きなんだなと思いました」と述べた。
小林は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で共演した猫、“にゃんけい”ことまろにーと再会したと話し「人間でも再会できる役者さんがなかなかいないのに『直虎』から半年ぶりに会って、なかなか感動的でした」と感慨をにじませる。自宅で猫を飼っている柴咲は「保護猫ちゃんなんですが本当に賢くて、目が合うと飛び乗ってくれるんです。でも最近はお鍋やお皿を持っていても飛び乗ってくるので、なるべく目を合わせないようにしています(笑)。苦労でもあり幸せでもありますね」とほほえんだ。
志の輔は「本当に監督は猫のことばっかり。私と(タマ役の)ベーコンとのシーンでは、カットをかけるとベーコンに寄ってきて『タマ、お前はなんて素晴らしい! 本当によくやったよ!』ってワンカットごとに抱きしめるんですよ。私は一度も抱かれませんでしたが」とがっかりして見せ、観客を笑わせる。続けて撮影のテストでは、猫に代わりぬいぐるみを使用したことを紹介し「タマと一緒に学校の前を散歩するシーンのテストでは、私がぬいぐるみを引きずりながら歩きました。島の方々は何度も何度もぬいぐるみを引きながら歩く私を、なんだと思っていたんでしょうか」と語って笑いを重ね、「本番でベーコンは1発で私についてくるスーパーキャットでした」と太鼓判を押す。マスコミ向けのフォトセッションでは、ベーコンをはじめとする猫キャストも登場し、志の輔らに抱かれながら写真撮影に応じていた。
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