Blu-ray / DVD「君の名前で僕を呼んで」 PR

葉山奨之が語る「君の名前で僕を呼んで」|すべての奇跡が集まった映画 / イラストレーター3名による描き下ろしも掲載!

ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーが共演した「君の名前で僕を呼んで」のBlu-ray / DVDが、9月14日よりTSUTAYAのみでレンタル開始、そして9月21日にソフトが発売される。本作は、1983年の北イタリアを舞台に17歳の少年エリオと24歳の大学院生オリヴァーのひと夏の恋を描き出したラブロマンス。「ミラノ、愛に生きる」のルカ・グァダニーノがメガホンを取った。

映画ナタリーでは、シャラメと同じ1995年生まれの俳優・葉山奨之に本作を語ってもらった。かねてから映画好きで、本作も劇場公開時に2度鑑賞したという葉山。彼がシャラメやハマーの演技に刺激を受けた点とは? さらに、イラストレーター3名に本作の魅力を描いてもらったイラストエッセイもあわせて掲載する。

取材・文 / 秋葉萌実 撮影 / 草場雄介
スタイリング / 本田博仁 ヘアメイク / 越智めぐみ
イラスト / nodeko、永川梨惠、haruca

葉山奨之インタビュー

葉山奨之

「胸騒ぎのシチリア」からさらにパワーアップ!

──葉山さんは劇場公開時に本作をご覧になったそうですね。観ようと思ったきっかけは覚えていますか?

葉山奨之

以前「胸騒ぎのシチリア」を観たときに、ルカ・グァダニーノ監督のことがすごく好きになったんです。なのでこの作品は、彼の新作だという理由だけであえて予告編を観ずに劇場へ行きました。確か公開から3日後くらいだったのですが、30~40代くらいの女性のお客さんが多くて僕が行った回は満席で。映画はすごく面白かったけど冷静に観られなかった部分もあってもう1度観てみたら、とんでもない作品だな、こんなの観たことない!といろんな感情が自分の中に生まれました。

──監督がきっかけだったんですね。彼の作品のどんなところに惹かれたんでしょうか。

登場人物それぞれが輝いているし、彼らの描かれ方や脚本の流れが素晴らしい。ここは演出をしているんだろうなとなんとなくわかる映画も多い中で、ルカ監督の作品にはそういうのが一切ないんです。今回もメインの2人が自由にやっている感じがしたので、どれだけ彼らの表現が尊重されていて、どこからどこまでが監督の指示なのかがすごく気になりました。

──確かに、演じているというよりもそれぞれのキャラクターの人生を生きているように思えました。

そうなんですよ。すごく人間味がありますよね。ルカ監督は人が好きなんだろうし、いろんな経験をされているからこそこういう描き方ができるんだろうなと。そういった点は「胸騒ぎのシチリア」からさらにパワーアップしている!と感じました。

──2度目の鑑賞で、新たに発見したことはありましたか?

「君の名前で僕を呼んで」

カメラワークですね。撮影監督はタイ人の方(サヨムプー・ムックディプローム)なんですが本当に驚きました。庭や水辺のシーンの光の加減が作品に重要な効果を与えていたし、光から寂しさを感じられるような場面もあって。そういった細かい部分は、2回目から目に入るようになりました。

──なるほど。ちなみに、普段はどんなジャンルの映画をご覧になるんでしょうか。

ヨーロッパの作品はこの仕事を始めた10代の頃からずっと観ています。映画が教科書みたいな人間だったので、高校3年間は何本観たかわからないくらい。この間はティモシーが出ていた「レディ・バード」を観ましたが、「君の名前で僕を呼んで」とは全然違う面白い役でしたね。

ティモシーとバディを演じたい!

──劇中で印象的なシーンは?

たくさんあります! 最後の長回しのシーンは本当にすごいなと思います。あの場面でエンドロールを付けるって、なかなかの挑戦ですよね。ああいう表現をこれまであまり観たことがなかったのでとても印象に残りました。あと、エリオがオリヴァーに気持ちを伝えたいけどできなくて、「この話はしないでおこう」と言われてしまうところは、微妙な表情の変化やそわそわしている感じがよかった。ティモシーは誰もまねできない表現をしているなと思いました。

──作品のタイトルがセリフとして登場する場面はいかがでした? オリヴァーの吹替を担当した津田健次郎さんは「いろいろと想像が膨らむ」と話していました(参照:「君の名前で僕を呼んで」雲田はるこ描き下ろしイラストエッセイ / 日本語吹替版キャスト・入野自由×津田健次郎インタビュー)。

葉山奨之

2人の関係性から生まれた言葉だから、観ていてなんの違和感もなくすっと入ってきました。正直、僕は自分の出演作でタイトルをセリフとして口にするシーンがあったとしたら、すごく考えてしまう気がするんです。この作品は英語で言っていたからかもしれませんが、ナチュラルな感じがしていいなと思いました。

──役作りに関しても伺いたいです。ティモシー・シャラメはエリオを演じるためにピアノやギター、イタリア語を習得し、アーミー・ハマーは作品の舞台になった1980年代について学んだそうです。

イタリア語! それはすごいですね。海外の作品は準備期間をけっこうもらえるらしいので、うらやましいなと思います。

──葉山さんもかなり綿密に役作りをされるタイプだと思いますが、ご自身が特にこれは大変だったと感じた作品は?

最近、ドラマ「透明なゆりかご」で初めて父親役をやったんです。リアルにどれだけ近付くかを考えて、町田陽介というキャラクターに身を捧げるというか、常に自分の心のどこかに彼がいる状態で過ごしていました。悲しい出来事が起こる設定だったのでものすごくキツかったけど、楽しかったし達成感も大きいです。

──本作の話に戻りますが、メインキャスト2人の演技に、俳優として刺激を受けた点は?

「君の名前で僕を呼んで」

ティモシーに関してはやっぱり目の動きですね。微妙な表情の切り替えが本当にうまいし、泣くシーンも、涙はあまり出ていないけど心が泣いているのが伝わってくる。計算してやっているのかどうかも読めなかったですね! アーミーは自分が魅力的に見える角度をわかっている気がするので、日本で連続ドラマの主役をやっても絶対ヒットするだろうなと思いつつ観ていました(笑)。彼は外側からアプローチをしていくのがとても上手な俳優。内面から作っていくティモシーとは表現の仕方が対照的だなと思います。

──彼らと共演してみたい気持ちはありますか?

あります! ティモシーと一緒に演じてみたいと心の底から思って、映画を観て真っ先にマネージャーさんに言ったのを覚えています。彼と探偵ものでバディをやりたいですね! 僕がポンコツな役で、たまに2人が喧嘩をするシーンもあったり(笑)。世界的に撮影をして、大がかりなアクションシーンにも挑戦してみたいです。

──面白そうですね! 監督はどなたにお願いしますか?

日本だったら堤幸彦さん、海外だったら「ナイスガイズ!」のシェーン・ブラック監督に撮っていただきたいです。アーミーと共演するならヒーローもので、僕は日本らしさのある悪役をやりたいです。浅草の雷門か新宿の歌舞伎町あたりで「ついに来たか」と迎え撃つシーンとか。アーミーはガッチガチのボディスーツ、こっちはよれよれの着物か甲冑で、刀をいっぱい持っているスタイルがいいですね。

「君の名前で僕を呼んで」
2018年9月14日(金)TSUTAYAにてレンタル開始
2018年9月21日(金)Blu-ray / DVD発売
発売・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
セル販売元:ハピネット
「君の名前で僕を呼んで」コレクターズ・エディション

コレクターズ・エディション [Blu-ray Disc]
7344円 / HPXR-276

TSUTAYA

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「君の名前で僕を呼んで」通常版 Blu-ray Disc

通常版 [Blu-ray Disc]
5184円 / HPXR-277

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「君の名前で僕を呼んで」通常版 DVD

通常盤 [DVD]
4212円 / HPBR-277

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ストーリー

1983年夏の北イタリアで、17歳のエリオは父の助手としてアメリカから来た24歳の大学院生・オリヴァーと出会う。最初は彼の自信に満ちた態度に反発心を抱いていたエリオだったが、次第に惹かれていくように。しかし、夏の終わりとともに別れの時も近付いていく……。

スタッフ / キャスト

監督:ルカ・グァダニーノ

脚色:ジェームズ・アイヴォリー

原作:アンドレ・アシマン「君の名前で僕を呼んで」(オークラ出版刊)

キャスト:
ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサール、エステル・ガレル、ヴィクトワール・デュボワほか

日本語吹替:入野自由、津田健次郎、星野充昭、沢海陽子、下山田綾華、櫻庭有紗、伊沢磨紀

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葉山奨之(ハヤマショウノ)
1995年12月19日生まれ、大阪府出身。2011年にドラマ「鈴木先生」で俳優デビュー。2015年にNHK連続テレビ小説「まれ」に出演し、同年「夏ノ日、君ノ声」で映画初主演を務めた。そのほかの主な出演映画は「青空エール」「アズミ・ハルコは行方不明」「きょうのキラ君」「春夏秋冬物語」「恋は雨上がりのように」など。現在、出演ドラマ「透明なゆりかご」が放送中で、10月からはドラマ「忘却のサチコ」、12月には舞台「スカイライト」に出演。2019年2月22日には映画「ねことじいちゃん」が公開される。