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第2次世界大戦末期、東京・戸越の保母たちが園児たちと集団疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた“疎開保育園”の実話を描いた本作。イベントには東京福祉大学保育児童学部や日本大学芸術学部映画学科の学生が集まり、キャストたちに質問をぶつけた。
保育士を目指す学生から、本作での経験を踏まえたアドバイスを求められた戸田は「保育園で実習をやらせていただいたときに、とにかく体力がいる仕事だなと実感しました。子供たちの命を預かるという面で、精神的にも体力的にも負荷がかかることを考えると、本当に大変な仕事。保育士さんが不足してきている難しい現実も耳にしたことがあったので、1人でも多くの保育士さんが増えることを祈っています。楽しみながら、自分の生きがい、やりがいを抱いて励んでいってほしいです」とエールを贈る。
共演した子供たちから学んだことを問われると、大原は「子供たちの1つひとつの行動が私にとって学びで、1秒1秒を一生懸命に生きて楽しんでいる姿が一番勉強になりました。彼らの笑顔を見ると、この子たちを守っていかなきゃなと思います」とコメント。子供たちに演技面であまり要求をしなかったという平松は、「なぜなら子供たちは、お芝居に対してたくらみや自分を飾り立てるような部分がないから。大人になるとそういう一面も出てくるんですが、それがない彼らは素敵でいいなと思います」と理由を述べた。
撮影中大変だったことを尋ねられると、戸田は「体力。前からも後ろからも抱っこをせがまれ、腰との闘いでした(笑)」と答えつつ、子供から「どうして戦争をするの?」と質問されたことを回想。「いろいろな疑問が飛び出すんですが、ごまかすことなく一生懸命に向き合い、彼らの心を守ることが一番大事だなと思いました」と続ける。大原も「言葉のチョイスを間違えるとすごく傷付くたり、いい言葉を投げかけると笑顔になったり。受け止め方がピュアだから、言葉の選択が難しいなと思いました」と子供との向き合い方を振り返った。
「あの日のオルガン」は2月22日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
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