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東野圭吾の小説をもとにした本作は、木村演じる捜査一課のエリート刑事・新田浩介がホテルマンに扮し、連続殺人事件の真相を追うミステリー。公開日の1月18日から2月16日までの30日間で、観客動員280万人、興行収入36億円を記録している本作。上映後に実施された舞台挨拶は全国の劇場で生中継された。登場した3人は、客席と中継カメラを見つめながら、それぞれ丁寧に大ヒットの感謝を伝えた。
宣伝活動の中で印象に残っていることを尋ねられた木村が「潜入捜査をする役なので、バラエティ番組でも潜入捜査にひっかけた企画が多かった。今まで経験したことないようなことをさせてもらったし、あそこまで女装するとは思ってなかった」と苦笑すると、長澤は「潜入するのが上手だなと思いました」と笑顔を見せた。
続いて長澤が「こひさん(小日向文世)と2人で木村さんをドッキリに仕掛ける企画があったんですが、木村さんがドッキリに気付いちゃって撮影がなくなりショックでした」と明かすと、木村は「ごめんね。カメラに気付いてしまいまして、企画自体が流れた。菜々緒さんも仕掛けてきたんですが20秒くらいで終ってしまった」と説明。長澤は「先輩の観察眼がさすが……」とほめたたえた。
次に、ティーチイン形式で観客からの質問に答えるコーナーに。長澤との共演について聞かれた木村は「すごく楽しみだったし、長澤さんの表現に対する不安は一切なかった。同じモチベーションで挑むことができた」と振り返る。そして、撮影後に東野から新田は木村をイメージして書いたことを聞いたと明かし、「本番じゃない自分は“木村”で線をまたいだら“新田”と、自然に入り込める役だった。東野さんに感謝してる」と話した。
「(長澤が演じた真面目なホテルマン役の)山岸尚美と新田は今後どうなっていくと思いますか」という質問に対し、木村は「最後のシーンで、山岸尚美が新田に見せる笑顔はホテルマンとしてなのか女性としてなのか……。長澤さんの180点くらいの笑顔が一発で来るので、現場では完全に撃たれました」と答え、客席を盛り上げた。
最後に木村は中継カメラをまっすぐに見つめ、「1本の映画を作るという労力はすごいこと。さまざまな人が切磋琢磨してできあがることをつくづく考えた。そして、こうして観客の方々と直のコミュニケーションを取らせていただける。まだまだかわいがってください」と思いを語り、イベントの幕を引いた。
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