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「仮面ライダーキバ」の紅音也 / 仮面ライダーイクサ / 仮面ライダーダークキバ役、「仮面ライダービルド」の猿渡一海 / 仮面ライダーグリスなどで知られる武田をフィーチャーした同イベントでは、「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」、「仮面ライダービルド」第47話「ゼロ度の炎」、「
“平成仮面ライダーの申し子”を自称する武田は、ファンの「カシラー!」「カズミーン!」という声に迎えられた。このイベントのチケット先行抽選には2500もの応募が殺到し、先着販売も“瞬殺”で売り切れたことから「“瞬殺俳優”って呼んでください!」と笑いを起こす。
「仮面ライダーキバ」にて、2030年からやってきた紅正夫役も務めた武田。正夫という名前は主演の瀬戸康史や監督の石田秀範とともに考えたそうで「瀬戸くんが“奏(かなで)”っていう名前を付けたいと言ったんだけど、石田さんと僕が『んー、なんかカッコよすぎるな。正夫でいい。決まり』って(笑)。仮面ライダーはなんでもありですよ」と裏話を明かした。
ここで「平成ジェネレーションズ FOREVER」の監督・山口がステージへ。「仮面ライダーキバ」にも助監督として参加していた山口は、当時の武田を「異彩を放っていました」と評し、「ビルド」で再会した彼については「音也のときは若さゆえの暴走もいい味付けだった。一海になってからは本当に成長したなと感じました。任せて大丈夫だと思えた」と信頼を語った。
中盤にはサプライズゲストとして、「仮面ライダービルド」の石動美空役・高田が、花束を持って駆け付けた。「みーたん!」と絶叫するファンを見て、武田は高田に「僕のメイン回なので、あまりキャーキャー言われないでもらっていいですか?」とジョークを飛ばした。
ここからは、捨て身の一海が最後の戦いに挑む「ビルド」第47話「ゼロ度の炎」のコメンタリー上映がスタート。武田と高田に加え、「ビルド」のプロデューサー・大森敬仁と谷中寿成、そして同話の監督・上堀内も参加した。「ゼロ度の炎」は、一海が「Are you ready?」という変身音に「できてるよ」と答えるくだりが放送当時に話題を呼んだ。その発案者である上堀内は「『Are you ready?』って普通は『準備はいいか?』と訳すけど、僕は『覚悟はできているか?』と捉えていた。それで『できてるよ』のセリフを提案したとき、(武田から)『覚悟はできてるか?ってことですね』と言われて、この人怖い!と思った」と、解釈が一致していた感動を振り返る。
また同話では、越智友己演じる内海成彰 / 仮面ライダーマッドローグも死を遂げ、彼がサイボーグであることが発覚する。プロデューサー陣は、初稿では内海のサイボーグ設定がなかったと明かし「実は47話では仮面ライダーローグ(氷室幻徳)も死ぬ予定だったんですが、そのバランスを変えたときに、なぜか(脚本家の)武藤将吾さんの中で内海がサイボーグになった(笑)」「大森さんは、“サイボーグ”が(放送日の)Twitterトレンド1位になることを心配して、事前に越智くんが倒れている画像をサイトに載せて匂わせていた」と秘話を披露した。
一海の死の間際、美空が号泣しながら「これからも絶対(カズミンって)呼んであげないんだから」と言って微笑するシーンでは、高田の見事な演技に一同が息をのむ。そして当の高田はコメンタリー中にもかかわらず、一海の勇姿に号泣。終盤、美空が仲間たちに「カズミンが死んだ」と伝えるシーンは無音演出となっているが、上堀内は「台本の段階から音がないことになっていた。初めてですよ、脚本家さんに『君ならこういう演出をするでしょ』と(指示を)書かれたのは」と話した。
コメンタリー後には、ビルド愛を語った上堀内が「まだまだビルド関係の続編があれば……ね! 声をかけてほしいなあ!」とプロデューサーへアピール。目をうるませた高田は「こんなに大勢の方と一緒にすすり泣くことができてうれしかった。みーたんオタクが武田航平さんで本当によかった!」と感謝を述べる。最後に武田が「この先ビルドの世界がどうなるかわかりません。『仮面ライダークローズ』でいったん終了しますが、僕は“いったん”だと思っています。たぶん(続編が)できるでしょう! 皆さんどうか声を上げてください」と会場を盛り上げた。
「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」は全国で上映中。なお以下には、イベント中に読み上げられた「劇場版 仮面ライダーキバ/魔界城の王」などの監督・
※田崎竜太の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
田崎竜太 コメント
「仮面ライダーキバ」出演時の武田航平の印象
紅音也というのは今から振り返ってみればかなりの難役だったと思います。台本ヅラだけで読めば、歯が浮きまくってしまうようなセリフの連続、しかも子ども番組としてはギリギリの大人っぽい世界観ですが、航平くんの音也がそれを口にするとなぜか許せてしまうし、胸の中にストンと落ちていく感覚がありました。
航平くんと脚本家井上敏樹さんが生み出した紅音也はまさに奇跡の出会いを果たした組み合わせだと思います。ですがこの役を自分のものにするために実はかなり努力をしていらっしゃったのではないかと思っています。今回「平成ジェネレーションズ FOREVER」では「紅音也」という固有名詞が飛び出してきたので、映画の詳細を知らないタサキとしては「まさか紅音也登場か?」と一人客席でわくわくしてしまったこと、ぜひ航平くんにお伝え下さい。
「仮面ライダービルド」で再会した武田航平の印象
紅音也と猿渡一海は随分違う人物だと思います。ですが、やはり航平くんの持っている「男」としての魅力を下敷きにしたキャラクターでは共通しているのかもしれません。
こちらの役では思いを寄せる女性には冷たくあしらわれ続けていますが、「カシラ」と慕う男たちからは大人気。コメディ的なお芝居をしてもちゃんと熱い「カシラ」の軸はブレず……航平くんの進歩、成長を間近に実感することができました。
が、一方で……幻徳のことを「ひげ」と呼ぶことなど、田崎は随分ビルドでは航平くんを甘やかしましたがその後「アドリブ禁止令」を食らったと聞きました。
そういう部分は変わっていないなぁとも思っています。
武田航平ナイトに集まったファンへメッセージ
仮面ライダーの世界の航平くんを愛して下さってありがとうございます。音也と一海、両方のそして全く違う魅力を存分に楽しんでいってください。そして…、実はどんな役をやっても武田航平の持っている独特の「光沢」は隠すことはできません。その「光沢」を存分に味わってください。
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