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冲方丁の小説を原作とする本作は、安楽死志願の未成年12人が登場する密室サスペンス。廃病院に集まった彼らが、13人目のまだ生温かい死体を発見したことから疑心暗鬼に陥っていくさまが描かれる。イベントにはキャストの
まず撮影を通して成長した点を問われ、「そうですね、成長……」と困り顔で考え込んでしまった杉咲。北村が「いや、考える時間あったでしょ(笑)」と厳しくツッコむと、杉咲は慌てて「いや何がいいかな、ごめんなさい! うーん、でも忍耐力が付いたかなと思います」と笑い混じりに回答。自分の答えに納得した様子で「これまで経験したことのない40分間の長回しがあって。堤組でしか体験できないことでした。カットの瞬間は『うわあっ』と脱力した感じです」と振り返る。
北村は竹内が現場で宿題をやっていたことに触れ「数学を解いてるのを見て、まだ21歳なんですが『俺ってもしかして年取ってる……!』って(笑)。これは成長なのかなと」と述懐し、「集中力」を挙げた橋本は「セットに入るだけで、12人全員の空気が変わる。その緊迫感、撮影現場の空気に慣れずに撮影できたのがよかったです」と明かした。そして高杉は「コミュニケーション能力です! です!」と自信満々で答えたが、北村からはあまり会話に交じってこない様子を「現場の妖精」と例えられていた。
映画のタイトルにちなみ登壇陣が「十二人の◯◯したい子どもたち」を大喜利形式で発表するコーナーも。趣旨を理解しておらず、役柄の気持ちを「脱獄したい子供たち」と代弁してしまった渕野に対して、堤は「あの緊張している現場の空気から逃げたかった?」と問い詰め笑いを誘う。橋本は「ハワイで打ち上げしたい子どもたち」と述べ「私利私欲っぽいですが、皆の気持ちを代弁してます」と笑った。本日出席の叶わなかった
最後に堤は「十二人の隅に置けない子どもたち」と回答。その心を「これまでもこれからも、いろんなドラマや映画で活躍していくと思います。でも役者って先輩が多い中、自分の実力を発揮してチャンスをつかむのは難しい。でもこの12人に関しては、どこの現場に行っても大丈夫なんじゃないかな。それぐらい対応力と存在感、実力がある12人が集まったと思いました。観ていただいた方には納得してもらえるはず。今後の映画やドラマ、演劇などで隅に置けない存在感を放っていくと思います」とエールを送った。
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