フォン・シャオガン監督作、“文工団”の若者の初恋描く「芳華-Youth-」4月公開

「女帝（エンペラー）」「戦場のレクイエム」「唐山大地震」などで知られるフォン・シャオガンの監督作「芳華」が、「芳華（ほうか）-Youth-」の邦題で4月に公開される。

「シュウシュウの季節」「妻への家路」のゲリン・ヤンの小説をもとにした本作は、1976年、歌や踊りで兵士たちを慰労・鼓舞する歌劇団“文工団”に入団した17歳のシャオピンを主人公とするラブストーリー。農村出身で周囲になじめずにいたシャオピンと、彼女の唯一の支えだった模範兵リウ・フォンの関係が、何十年にもわたり描かれる。時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに非情な岐路を迎える2人の運命に加え、文工団の若者たちの初恋も映し出す。新人のミャオ・ミャオがシャオピンを演じ、「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」のホアン・シュアンがリウ・フォン役で出演。第12回アジア・フィルム・アワードでは作品賞を受賞した。

「芳華-Youth-」は、東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか、全国で公開。