なぜ人は人を斬るのか…塚本晋也「斬、」新ポスター公開、G・デル・トロも絶賛

塚本晋也が監督を務め、池松壮亮と蒼井優が共演した時代劇「斬、」の新たなポスタービジュアルが完成した。

ヴェネツィア国際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭などの海外映画祭に出品された本作。江戸時代末期の江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄される浪人と彼に関わる人々の姿が描かれる。ポスターには池松演じる浪人と蒼井扮する農家の娘の姿が捉えられ、「なぜ人は人を斬るのか」というコピーが見る者に強く問いかける。

また「シェイプ・オブ・ウォーター」で知られ、第75回ヴェネツィア国際映画祭の審査員長を務めたギレルモ・デル・トロは本作に関するコメントをTwitterに投稿した。「塚本晋也の『斬、』。サムライを兵器として描き、刀で斬ることの理由を問う残忍な寓話。パンクな『鉄男』シリーズにも通じる作品に込められた強烈なテーマ性」と本作を表現している。

「斬、」は11月24日より東京・ユーロスペースほか全国で公開。

※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記