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韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」をアレンジした本作。平凡な専業主婦・奈美が余命わずかな親友・芹香の願いを叶えるため、高校時代の仲良しグループ“SUNNY”のメンバー再集結に向け奔走するさまが描かれる。篠原が奈美、広瀬が奈美の高校時代を演じ、リリーが奈美とともにSUNNYのメンバーを探す探偵・中川を演じた。
公開後、一人で劇場に赴き本作を鑑賞したという篠原。「50代くらいの男性が1人で来てくださっていたり、お友達同士でいらしてた女性の方々が『ワー! キャー!』って言いながら観てくださったり。言葉で感想を聞くのもいいんですが、そういう姿を目の当たりにできてよかったです」と笑顔を見せる。周囲から称賛の声が続々と届いていることを明かした広瀬は「こんなに毎日感想をもらい続ける作品は自分の中で初めて。いろんな声をいただくんですが、同世代の方から『みんなでバカして笑いたい』と言ってもらえて、SUNNYのみんなとの時間を共有できたんだなとうれしく思えました」と述べた。
話題は「SWEET 19 BLUES」「Don't wanna cry」が劇中歌として使用され、本日引退する安室奈美恵にも及ぶ。篠原が以前スーパーで安室に声をかけられたことを明かすと、リリーと大根は「どこのスーパーですか!? いなげやですか!?」と興味しんしん。2人の様子に苦笑しながらも篠原は「『応援しています!』とおっしゃってくださって、その心の広さと人間力に『がんばろう!』と思わされました。今回大根さんを通じて小室さんともまたご一緒できて、安室さんの曲も使ってと、ご縁を感じました」と思い返す。
「俺も白いブーツはいて眉毛剃ってたクチですからね、アムラー世代として」とジョークを飛ばし、観客の笑いを誘うリリー。「小室さんと安室さんって、日本の文化的にとても大切な2人で、本当は2年後のオリンピックの時に一番いてほしい人たち。でもこの2人がもう見られないっていう喪失感がこの映画の中にあって、青春の喪失感とか切ないことも増幅されて甘酸っぱい気持ちにさせられますね」と続ける。大根は「1990年代に設定を変えてリメイクすると決めたときから、音楽は小室さんで、小室ファミリーの中心にいた安室さんの曲を使おうと思ってました。安室さんの代表曲を映画で残せたことがうれしいですね」と語った。
続けて大根はリリーに対し「いつもあんまり褒めてくれないけど、今回気持ち悪いぐらい褒めてくれるんですよ」と明かす。本作のさらなるヒットに必要だったものとして、リリーは「やっぱりすずがヘリコプターに乗ってないからじゃない?」と“苦言”を呈し、大根も「篠原さんがサメに襲われてないからかもしれない……あとは実はゾンビ映画だったとかいうオチだったら」と、ほかの作品の要素を交えながら後悔する素振りを見せた。
イベントでは観客から登壇者への質問コーナーも。現場で一番大変だったエピソードを問われ、鰤谷役の小野花梨とのシーンを挙げた広瀬は「真冬だったし何日も分けて撮影していたので、感情を保つことが大変でした。みんなあんまりしゃべらなくなって、感情のぶつけ合い。控室も緊張に満ちていました」と回想する。大根は「メインキャストもサブキャストも本当に素晴らしいんですけど、小野花梨もずっと長いこと一緒にやってきて、僕の中ではあの子もSUNNYなんですよ」と思いの強さをのぞかせた。
「SUNNY 強い気持ち・強い愛」は全国で公開中。
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