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本作は韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」をアレンジした人間ドラマ。平凡な専業主婦・奈美が余命わずかな親友・芹香の願いを叶えようと、高校時代の仲良しグループ“SUNNY”のメンバー再集結に向け奔走するさまが描かれる。篠原が奈美、広瀬が高校時代の奈美を演じた。
イベントには現役女子高生や、“元”女子高生の観客が制服姿で参加。劇中で、ルーズソックスにミニスカートという制服姿を披露した篠原は「私自身は高校生時代が3カ月しかなかったので、ずっと着てみたいなと思ってたんです。まさかアラフォーの歳で着られるなんて夢のようで、トイレに行くたびに鏡で見ていました」と明かす。隣の大根が「気持ちを作ってもらうために、篠原さんは衣装合わせも制服から始めてもらったんですけど、ノリノリでしたね」と語ると、篠原は「そうなんです。『折りすぎ』って言われるぐらいスカートの丈を短くしたりして」と楽しげに振り返った。
時代考証には特に気を使ったという大根。「みんなの記憶に残っている過去なので、嘘がつきづらい。当時現役だった方に見透かされるのが一番怖かったです」と語り、撮影時にはコギャル文化考証のため、講師を呼んでコギャル講座が開かれたと話す。講座を受けた広瀬は「いろんな分厚い資料をいただいて勉強しました。何よりコギャルのテンションがすごくて、撮影現場で『コギャル、ハンパない……』と思いました」と神妙な表情で語り、会場の笑いを誘った。
1990年代に流行した音楽が使用されている本作。広瀬ら“女子高生SUNNY”チーム、篠原ら“大人SUNNY”チームがそれぞれカラオケを披露するシーンについて、大根は「女子高生チームは当時のテンションを知らないから大変そうでしたけど、大人チームは言わなくてもテンションが高くなってしまって下げるのが大変で……あげくの果てにカットするっていう(笑)」とこぼす。それを受けて篠原は、観客に向けて「撮影がすごく大変だったのに、ちょっとしか出なくて。渡辺直美ちゃんと試写を観たんですけど、出てこなくて2人で『あれ?』って。大根さんに聞いたら『あ、カットしました。別に必要ないんで』と言われて」と暴露した。大根が「すみません」と頭を下げながら、広瀬が服を数十着着替えるシーンもカットしたことに触れると、広瀬は「ああ! それめっちゃ大変だったんですよ! 何回もアドリブしゃべってたのに……」とブーイング。大根は恐縮しながら「そういうおいしいシーンを泣く泣く捨てて、いいところだけでできあがっている映画です」とまとめた。
最後にこれから鑑賞する観客に向けて篠原は「飽きさせないし元気にさせる作品になっています。大根監督をはじめ、皆さんの愛がたくさん詰まっている映画。自由な目で観て楽しんでください」とアピールして会場を後にした。
「SUNNY 強い気持ち・強い愛」は8月31日より全国ロードショー。
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篠原涼子の映画作品
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