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松浦だるまのマンガを原作に、不思議な口紅を使って互いの顔を入れ替える対照的な2人の女優を描いた本作。抜群の演技力を持つが顔に大きな傷を持つ累と、美貌に恵まれているが演技力に欠ける女優ニナが登場する。
大きな拍手に包まれて登場したキャスト。まず撮影の話になると、土屋は「きょんちゃん(芳根)とかなりキスをさせていただいて……うれしかったです!」とにっこりほほえみ、芳根も「させていただきました。何回も何回もですね! テストのときから100回くらいですかね。太鳳ちゃんとのキスは挨拶です」と明かす。そして2人は「うふふ」と顔を見合わせた。土屋が「(キスをしたあと)もとに戻るときのテンションが難しかったですね」と続けると、佐藤は「百合ものの映画ではございません」と説明する。
浅野は「今日は関ジャニの横山(裕)くんになったつもりでがんばろうと思います。本当は入れ替わっていて、本物の浅野は東京ドームにいるんじゃないかと」と東京ドームで公演中の横山の名前を出し、観客を笑わせる。撮影を振り返りながら「(土屋と芳根の)2人が激しくぶつかったり支え合ったり、実際にもそういうことがあったと思うんですが、僕はそれを見て楽しんでいました」と話し、顔を入れ替える2人の女優を演じた彼女たちとの共演を「いろんな部分が見れて倍楽しめました」とコメントした。
「浅野さんに『演技ノート作りなよ』ってアドバイスをいただいて」と土屋が述懐すると、芳根は「その場で2人で話し合って、姿勢や目線、お互いがどんな感情だったかを確認し合って書いていったんです」と補足する。浅野が「ノートまるまるびっしり?」と尋ねると、土屋は「ページ2枚!(笑) 2人の気持ちが近付いた気がしてすごくうれしかったです」、芳根は「お互いにいいところを取り合うというか、心でつなげていった部分もあるのかなと思います」とそれぞれ語った。佐藤は「2人にとってエポックになるような作品に関われたと思うとうれしい。若い役者さんが真剣にまっすぐがんばってる姿は、浅野さんでさえたじろぐというか、僕らおじさんたちが触発された。2人に出会えたことがうれしい」と感慨深そうに話す。
芳根は「自信をもらいました。朝ドラが終わったとき、演出の方に『もうちょっと自信を持ったほうがいいよ』と言われて悩んだ時期があった。『累-かさね-』の撮影でいろんな面を引き出してもらって、自分の中にも潜んでいる力があるんだなと少し自信が持てました」、土屋は「人生の中で大切な大きな鍵をいただけたなと思います。映画で経験したことを生かせるようにこれからも学んでいきたい。お返しができるように進んでいきたい」とそれぞれ真摯にゆっくりと言葉を重ねた。
「累-かさね-」は全国ロードショー中。
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