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現在ロードショー中の「悪と仮面のルール」は、思いを寄せる女性を救うため実父を殺害後、整形手術を受け別人として生きていく男・久喜文宏を主人公としたサスペンス。
このたび公開された映像は、中村哲平自身がインタビューを行い、自らの手で編集したもの。中村文則は、この映画について「いわゆる一般的によくあるような邦画ではなく、映画の撮り方としては完璧なんじゃないかと思った。海外でも楽しんでもらえる作品だと思う」と感想を述べる。
また中村文則は、文宏の父・捷三の「幸福とは閉鎖だ」というセリフを「僕もすごく気に入っている言葉で、ほかの作品でも書いているんです。誰かの幸福が誰かを不幸にしている可能性は大きく、実は幸福って怖いことなんじゃないか」と解説。さらに「『掏摸[スリ]』で書いた運命論が、今回は恋愛につながっていく。『悪と仮面のルール』で大きな話を書いたので、それが後々『教団X』にも生きてきますし。物語のつながりはなくそれぞれ独立しているんですけど、人を殺すとはどういうことなのか、っていう3部作のようになっています」と自身のほかの小説とのつながりにも言及している。
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- 「悪と仮面のルール」公式サイト
- 「悪と仮面のルール」中村文則インタビュー映像
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「悪と仮面のルール」監督が原作者・中村文則にインタビューした映像公開 - 映画ナタリー https://t.co/of67G7vJCz