「ナミヤ雑貨店」釜山映画祭でQ&A実施、廣木隆一が「言葉を大切にしてほしい」

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第22回釜山国際映画祭にて「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の公式上映が10月13日に行われ、監督の廣木隆一が登壇した。

廣木隆一

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第22回釜山国際映画祭での「ナミヤ雑貨店の奇蹟」公式上映に登壇した廣木隆一(中央)。

第22回釜山国際映画祭での「ナミヤ雑貨店の奇蹟」公式上映に登壇した廣木隆一(中央)。[拡大]

東野圭吾の同名小説を映画化した本作は、西田敏行扮する浪矢雄治がかつて悩み相談を請け負っていた“ナミヤ雑貨店”を舞台に、時を超えてつながる人々の姿を描いたヒューマンドラマ。ナミヤ雑貨店に忍び込む養護施設育ちの青年・敦也を山田涼介(Hey! Say! JUMP)が演じた。

アジア映画の窓部門に正式出品された本作。公式上映のチケットは即完売し、約400名の観客が詰めかけたこの日は、上映後約3分もの間拍手が鳴り止まなかった。

ステージに上がった廣木は、原作小説が韓国でも80万部以上の売上を記録したことから「東野さんは日本だけでなく、ここ韓国でもとても人気のある作家。その原作を映画化するということにプレッシャーはありましたが、楽しんでいただけたようで何よりです」と挨拶する。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」ティザービジュアル

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」ティザービジュアル[拡大]

観客とのQ&Aコーナーでは、「この映画で伝えたいものはなんですか?」という問いに、廣木が「言葉を大切にしてほしいということですかね。手紙でもメールでもそうですが、何かを誰かに伝えるときに言葉はとても大切だと思っています」と回答。また「なぜ本作の監督を引き受けようと思いましたか?」と聞かれると、「東野さんは『この小説はとても映画化しにくい』とコメントを出していらっしゃいます。だからこそチャレンジしたかったということが理由の1つ。東野さんが映画を気に入ってくださったので、とてもうれしく思っています」と答える。さらに、本作のタイトルになぞらえた「“奇蹟”だと思ったシーンはありますか?」という質問が上がると、門脇麦演じるセリの登場シーンを挙げ「歌唱シーンで踊るところがありますが、夕日が一番きれいに撮れて、奇蹟だ!と思いました」と返した。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は全国でロードショー中。なお本作は、韓国でも2018年2月より上映される。

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(c)2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会

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かるめ @djungarian_70

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