こざき亜衣のマンガを実写化した「あさひなぐ」は、薙刀に青春を懸ける女子高生たちの成長を描く物語。西野は元美術部の主人公・東島旭、富田は旭が所属する薙刀部のムードメーカー・大倉文乃、中田と斉藤は旭の同級生を演じている。
9月8日の女子高生限定イベントに続き行われた本日の試写会には、部活動に励む学生80名が集結した。西野と富田が袴姿、中田と斉藤が上下ジャージ姿で壇上に姿を現すと、血気盛んな部活生たちが歓声を上げる。キャスト陣は自身が所属していた部活動を明かしつつ自己紹介。西野はダンス部、富田は吹奏楽部、中田はバトントワリング部、斉藤は硬式テニス部に入っていたという。
続いてキャスト陣が、もっとも部活動らしいと感じた劇中シーンを明かす。西野は「合宿のシーンです。部活といえば合宿っていうイメージで。自分自身は経験がないので、憧れがあって。それを映画の中で体験できたのがうれしかったです」とコメント。実際の山寺で行われた撮影では寝転がったり階段を駆け上がったりしていたことを明かし、「合宿がつらくて夜中に抜け出すシーンがあるんですけど、その感じも楽しかったですね」と撮影を振り返った。
撮影の休憩中に、乃木坂46のオフショットを撮る“文乃カメラ”を任されていたという富田。「ご飯食べるときも、お昼寝しているときもずっと撮らせていただいたんですけど、それで距離が縮まって。いい写真がたくさん撮れたんです!」と話す。その写真がまとめられた映像を、映画の打ち上げの際にスタッフやほかのキャストと一緒に鑑賞したという斉藤は「すごくいい感じに編集されてて。私は劇中では部活に入ってないんですけど、かけがえのない1枚もありました。だから部活動をやってる皆さんはたくさん写真を撮って、いい思い出作ってください!」と呼びかけた。
バトントワリング部で全国大会にて金賞を獲得した経験を持つ中田は、本作における先輩と後輩の上下関係に注目。「私自身、女子校で上下関係も厳しかったんですけど、やっぱり憧れる部分もたくさんあって。映画の中で、旭ちゃんが真春先輩を尊敬しているのを見てたら当時を思い出しました」と述懐する。実際に憧れていた先輩がいたのか問われると「先輩1人だけに連絡先を聞けるっていう変な部則があって(笑)。文化祭のときに聞いて、バレンタインデーではチョコも渡しました」と学生時代の思い出を語った。
続いて、来場した部活生から事前に募っていた質問にキャスト陣が答えるコーナーも。「学生時代にカッコいいと思っていた部活は?」という質問に、西野は「えー」とおどけた表情を見せながら、「あのギター持ってらっしゃる4人の」と客席にいる軽音楽部の学生を指差す。喜びを隠せない学生はギターを高く掲げていた。そして西野は「高校生の頃に軽音部の音が教室まで聞こえてきた感じを覚えてて。憧れてましたね」と話し、ベースをやってみたいと思っていたことを打ち明けた。「青春をもっとも感じたエピソードは?」という質問が飛ぶと、富田は「吹奏楽コンクールの結果発表のときですね。あの時が止まったような、学校名を呼ばれる前の、“スンッ”て静かになる瞬間です。今思い出してもしびれますね」としみじみ振り返った。
最後に西野が「部活に青春のすべてを懸けた女の子たちのお話です。映画を観た皆さんが、何かを感じ取ってもらえたらうれしいです」と挨拶し、イベントは幕を閉じた。映画「あさひなぐ」は、9月22日より全国でロードショー。
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- 舞台化・映画化「あさひなぐ」同時企画 公式サイト
- 映画「あさひなぐ」予告編
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