向井理からの花束に尾野真千子が感謝の涙、「いつまた、君と」舞台挨拶

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「いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~」の初日舞台挨拶が本日6月24日、東京・TOHOシネマズ 新宿で行われ、キャストの尾野真千子向井理岸本加世子駿河太郎成田偉心、脚本を手がけた山本むつみ、監督の深川栄洋が出席した。

左から脚本の山本むつみ、キャストの成田偉心、岸本加世子、尾野真千子、向井理、駿河太郎、監督の深川栄洋。

左から脚本の山本むつみ、キャストの成田偉心、岸本加世子、尾野真千子、向井理、駿河太郎、監督の深川栄洋。

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左から尾野真千子、向井理。

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向井の祖母・芦村朋子の手記をもとにした本作。戦後の混乱期、朋子とその夫・吾郎が、時代の波に翻弄されながらも懸命に生きる姿が描かれる。尾野が朋子を演じ、向井が自身の祖父である吾郎に扮した。

尾野真千子

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上映後、キャストが登場すると観客はスタンディングオベーションで迎え入れる。鳴り止まない拍手に涙が止まらない尾野は「こんな経験初めてで、こうやってご褒美をもらえたことがとってもうれしいです」とハンカチで目頭を押さえながら話す。

向井理

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深川が「俳優さんが映画じゃなきゃ自分の思いが伝わらないんだと思ってくれて、映画を作りたいと言ってくれたのがうれしかった。この人の情熱に報いたいと思った」と述懐すると、向井は「どうしても深川さんとやりたいという思いが強かった。飄々としてる中に映画に対する情熱を感じていたので、監督していただいて感謝しています」と思いを伝える。

6月13日に81歳で死去し、本作が遺作となった野際陽子について、共演シーンが多かった岸本は「この舞台挨拶にお越しになることをとても楽しみにされていたと伺いました」と述べ、「映画としての遺作にご一緒させていただくことができて本当に光栄です。現場でもとってもお元気で、監督がもうちょっと弱った感じを出していただいても大丈夫です、とおっしゃるくらい元気だった」と明かす。

左から尾野真千子、向井理。

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続いて、尾野の誕生日(11月4日)の花である、黄色いオンシジュームを向井がサプライズでプレゼント。向井が「幸せだったよ、真千子と共演できて」と優しく語りかけながら花束を渡すと、尾野は「涙で不細工になってる!」と花束で顔を隠しながら「妻をやらせていただいて本当に毎日幸せで、ともにこうやって足並みそろえて歩んできたことがうれしいです」と涙した。

最後に向井は「普通の家族にこういったドラマがある。戦後の大変な時代をくぐり抜けた人たちがいるから今の自分たちがいるんだなと思わせてくれた」と真摯に語る。さらに「野際さんからも『あの時代が二度と来てほしくない』というメッセージを送っていただきました。あのような行為を二度と起こさないためにもこういった映画が必要。僕の好きな昭和の映画ができた」と心を込めて話し、イベントの幕を引いた。

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(c)2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会

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