原恵一の特集上映が東京国際映画祭で実施決定

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第30回東京国際映画祭にて、「原恵一の世界」と題された特集上映が行われる。

「百日紅~Miss HOKUSAI~」 (c)2014-2015 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

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原恵一

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「河童のクゥと夏休み」や「映画クレヨンしんちゃん」シリーズ、アヌシー国際アニメーション映画祭審査員賞を受賞した「百日紅~Miss HOKUSAI~」などで知られる原恵一。同特集では、アニメーションだけでなく実写作品「はじまりのみち」も手がけた原の監督作を大規模上映する。作品のラインナップは今後発表される予定だ。

特集上映決定にあたって、東京国際映画祭のプログラミングアドバイザーでありアニメ特撮研究家である氷川竜介は「自分を見失う中学生、戦時中に巨匠・木下惠介監督が抱いた悩み、闊達に生きた江戸末期の絵師たちなど、時代を超えて『日本人』を見つめるクールで多様な視線は、この一挙上映で改めて明らかになるに違いない」とコメントを寄せている。

第30回東京国際映画祭は、10月25日から11月3日にかけて東京・六本木ヒルズほかで開催。

氷川竜介 コメント

原恵一監督の映画は、日本の実像を様々な角度で写し出す。「クレヨンしんちゃん」には「失われた70年代の未来」や「正確な考証による時代劇」が出現し、時を超えた河童が現代社会の歪みを照射するなど、その試みは意外性に充ちている。自分を見失う中学生、戦時中に巨匠・木下惠介監督が抱いた悩み、闊達に生きた江戸末期の絵師たちなど、時代を超えて「日本人」を見つめるクールで多様な視線は、この一挙上映で改めて明らかになるに違いない。

※記事初出時より、画像を1点追加しました。

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