柴田剛の実験的ロードムービー「ギ・あいうえおス」7月公開

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「おそいひと」「堀川中立売」の柴田剛が監督を務めた「ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし」が、7月15日より東京・ユーロスペースにて1週間限定でレイトショー上映される。

「ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし」

「ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし」

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「ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし」

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山口情報芸術センターの映画制作プロジェクト「YCAM FILM FACTORY」の一環として作られた本作は、ドキュメンタリーのように撮影され、フィクションとして編集された実験的ロードムービー。映画制作のツールを用いて音楽を奏でるように映画を作るバンド「ギ・あいうえおス」が、夏の夕暮れに“浮遊する謎の発光物体”に遭遇する。

「ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし」

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柴田は「いま、みんなはどうやって映画を撮っているんだろう? 自分は、子供の頃から続けていることをそのままシンプルに提示した結果、こういう映画になった」と述懐。また「贅沢な数日間の撮影の旅だった。これが映画というものだと噛み締めた。映画を明るく照らし出す光源は、なにも映写機やプロジェクターの玉だけではないのだ! 見上げろ! なにか写ってるぞ自分の目玉に!」と撮影を振り返っている。

なお5月19日に東京・ユーロライブで特別先行上映を実施。上映後には柴田とゲストが登壇しトークショーを行う予定だ。

柴田剛 コメント

いま、みんなはどうやって映画を撮っているんだろう?
自分は、子供の頃から続けていることをそのままシンプルに提示した結果、こういう映画になった。
子供は、作り始める前にオチをつけたがり、それにむかって突き進んでいく(そのオチは「いきなり死ぬ」とか、強烈なものばかり……生命力が溢れている証なんだろう)。もし仮に、子供が映画を手にしてギを作ったらこうはいかないはずだ。子供の頃から続けていることのはずなのに、実に不思議だ。

今回は“浮遊する謎の発光体”を追いかける旅を記録撮影した。「夏時間の大人たち」とある人は言った。
ただただボーっと空を見上げながら各地を移動していくと、決まってその“発光体”は夕方の空に現れた。その日1日の撮影がおわりかける一瞬に。

贅沢な数日間の撮影の旅だった。これが映画というものだと噛み締めた。
映画を明るく照らし出す光源は、なにも映写機やプロジェクターの玉だけではないのだ!
見上げろ! なにか写ってるぞ自分の目玉に!

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(c)Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM] / Go Shibata

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