東京ドキュメンタリー映画祭2023長編部門準グランプリ、第17回田辺・弁慶映画祭フィルミネーション賞を受賞した映画「
同作の主人公は、売れない自主映画を作り続ける貧乏監督コンビ・龍蔵と麻悠。ある日、自分たちを苦しめる“お金”について考えた彼らが、“地域通貨”という経済圏で暮らす人々に会いに行く様子が描かれる。監督・脚本・編集・出演を
レイトショーの期間中は連日、トークイベントが実施される。映画監督の
なお監督の2人は、同作について「格差社会を助長している現実に、私たちは覚悟を決めて10年前から考えていた『お金』をテーマに本作を作りました」と語っている。映画監督の
映画「ロマンチック金銭感覚」予告編
「ロマンチック金銭感覚」上映後トークショー登壇者
東京都 テアトル新宿
2024年8月23日(金)20:30の回上映後
牛丸亮
2024年8月24日(土)20:30の回上映後
佐々木誠 / 柴田剛
2024年8月25日(日)20:30の回上映後
ヴィヴィアン佐藤
2024年8月26日(月)20:30の回上映後
チュートリアル
2024年8月27日(火)21:05の回上映前
武井浩三
緑茶麻悠、佐伯龍蔵 コメント
あらゆる社会問題の根源はお金のあり方です。格差社会を助長している現実に、私たちは覚悟を決めて10年前から考えていた「お金」をテーマに本作を作りました。様々な経済圏があっていいし、別の仕組みのお金があってもいいんじゃないか、今の時代をどう生きるべきか、観客の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
犬童一心(映画監督)コメント
田辺・弁慶映画祭で私が一番翻弄され愛した映画「ロマンチック金銭感覚」。「お金」を通して答えの出ない問いかけを続ける先に、きっとあるさ夢の理想郷。かつてない必見の楽しさ。
藤原辰史(歴史学者)コメント
日本銀行券が、ただの紙に見えてくる。
厚紙の通貨が、至極の宝石に見えてくる。
お金に疲れた人々に捧ぐ地域通貨冒険記。
ようこそ、草木虫魚本位制の国ジパングへ。
松崎健夫(映画評論家)コメント
暮らしと経済、そして家族。緑茶麻悠監督と佐伯龍蔵監督は、これから須要となるであろう社会の在り方を、都会から離れた視点を用いながら多角的な提言を試みている。重要なのは、ふたりが被写体となっている点だろう。それは、フィクション性とドキュメンタリー性を伴わせながら、映画のジャンルをも横断させ、虚構と現実とを曖昧にさせてゆく由縁でもある。そして、社会における現在進行形の問題における論点をも曖昧にさせてゆくことで、観客の脳裏に問題意識を芽生えさせてゆくという仕掛けまで為されていることは、何ともアッパレだ。
佐伯 龍蔵 @saekiryuzou
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