谷垣健治らアクション監督たちが観客にアピール「エンドロールも注目して!」

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現役アクション監督たちによるトークイベント「アクションサミット」が、東京・LOFT9 Shibuyaで3月18日に開催された。

「アクションサミット」の様子。左から横山誠、谷垣健治、高瀬将嗣、大島遥、小沢和義、下村勇二、森崎えいじ、田渕景也、辻井啓伺。

「アクションサミット」の様子。左から横山誠、谷垣健治、高瀬将嗣、大島遥、小沢和義、下村勇二、森崎えいじ、田渕景也、辻井啓伺。

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イベントには谷垣健治横山誠、高瀬将嗣、大島遥小沢和義下村勇二、森崎えいじ、田渕景也、辻井啓伺が参加。進行役の横山は「昨年はギャラの話とか愚痴っぽくなってしまったので、今年は真面目な話をしましょう」と念を押しつつ、1つ目のテーマ「どんな新人アクション俳優を求めるか」を問いかける。

左から田渕景也、辻井啓伺。

左から田渕景也、辻井啓伺。[拡大]

これに対し、森崎は「『できません』などの文句を言わない人」、谷垣は「すぐ控え室に引っ込んでしまったりせず、一緒に作れる人」、横山は「練習が好きであれ」とそれぞれ回答。また田渕が「今は俳優たちがアクション業界と関係なく自主的にトレーニングをやっている。だから我々は普通にやっていたら敵わない。違うアプローチをしないと」と切り込むと、下村もマンガ原作ものが多い現状に触れ、「今僕らが関わっているのはアクション映画と言えるのか? いずれ飽きられるし、観客は“ホンモノ”を観たくなる。そのときちゃんと技術を身に付けていないと」と警鐘を鳴らした。

左から小沢和義、下村勇二、森崎えいじ、田渕景也。

左から小沢和義、下村勇二、森崎えいじ、田渕景也。[拡大]

続いては「スタントマンやアクション監督の氏名表示」についての話題へ。ここでは高瀬を中心に「スタントマンやアクションプレイヤーも俳優と同じであるのに、タイトルロールに入れられないことが多い」という現状に対しての問題提起が行われた。名前のクレジットの有無が権利などにも関わってくるということから、高瀬は「誰よりも命を懸けて現場に臨んでいるのに報われないのはおかしい」と強く主張し、観客から拍手を受ける。

左から横山誠、谷垣健治、高瀬将嗣。

左から横山誠、谷垣健治、高瀬将嗣。[拡大]

観客とのQ&Aコーナーも設けられ、自主映画を制作している男性による「アクションの組み立て方のヒントをください」という質問には、谷垣が「アクションを画で考えてしまうと、そこからの広がりがなくなってしまう」とアドバイス。高瀬も「自分の好きなアクション作品を真似する。カッコいいを入り口にしてコピーすることから始めてみては」と教えていた。

左から谷垣健治、高瀬将嗣、大島遥。

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最後の告知コーナーでは、下村が監督を務め、坂口拓がTAK∴名義で主演した「RE:BORN」が今夏公開予定であることが明かされる。また誰がどの作品に関わるかは明言されなかったものの、横山は「銀魂」「東京喰種 トーキョーグール」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」「鋼の錬金術師」といったタイトルを挙げ、「映画会社がビッグバジェットで勝負を懸けた作品がこれだけある。今年の映画に期待していてください、きっと来年の(ジャパン)アクションアワードはすごいですよ!」とアピール。

そして谷垣が「アクション作品も難しい岐路に立っていて、それぞれが危機感を持ちながらやっています。アクション映画も観てくださいね! そしてエンドロールも注目してください!」と観客に呼びかけ、イベントの幕を下ろした。

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大島遥 / Haruka Oshima @_harururu_

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