「仁義なき戦い」なくして生まれなかった、柚月裕子の小説「孤狼の血」を東映が映画化

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柚月裕子の小説「孤狼の血」を、東映が映画化するとわかった。

「孤狼の血」書影(左)、原作者の柚月裕子(右)。

「孤狼の血」書影(左)、原作者の柚月裕子(右)。

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「孤狼の血」は、暴力団対策法成立以前の昭和63年、まだ“極道のルール”が残る世界の男たちを描いた警察小説。所轄署の新人・日岡が、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもと、暴力団系列の金融会社社員失踪事件を捜査する姿がつづられる。日岡が極道の男たちに挑むうち、やがて事件は暴力団同士の抗争に発展していく。本作は第69回日本推理作家協会賞を受賞したほか、第154回直木賞にノミネートされ、「このミステリーがすごい!」2016年度版では第3位にランクインした。

深作欣二監督の「仁義なき戦い」シリーズや「県警対組織暴力」で知られる東映。柚月は、本作について「『仁義なき戦い』なくして生まれなかった作品。女が入ろうとしても入れない世界だからこそ格好いいというか、憧れました」と話している。本作の撮影は、「仁義なき戦い」の舞台であり、原作に登場する呉原市のモデルとなった広島・呉市で行われる。スタッフやキャストは後日発表予定だ。

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読者の反応

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ランボー(太男警部補) @rambo_mb817

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まだ未読なんじゃけど、映画は呉で撮影するらしい。原作では呉原市。

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