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齊藤工と村上淳が「blank13」引っさげゆうばり映画祭に登場

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左から村上淳、齊藤工(斎藤工)。

左から村上淳、齊藤工(斎藤工)。

3月3日、斎藤工が齊藤工名義で監督した「blank13」の舞台挨拶が北海道・夕張市にて開催中のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017にて行われた。

放送作家のはしもとこうじの実話をもとにした本作は、借金を残したまま13年前に失踪した父が余命3カ月で見つかったことから始まる家族の物語。

会場には600人もの来場者が集い、朝の6時から並んだという観客も。歓声の中、登場した齊藤は「一昨日映画が完成したばかりなんですが、これだけの方とともにワールドプレミアを迎えられたのが本当に本当に感慨深い」と語る。キャストの村上淳は「皆さんと観れたのが最高の思い出になるなと思いました」と挨拶し、「日本映画界にまた素晴らしい監督が現れたと思いました」と齊藤を称賛した。齊藤が「淳さんの役は一行もセリフが書かれていません。全部淳さんのアドリブです」と明かすと会場からは驚きの声が。齊藤は三池崇史との仕事を振り返り「三池さんはあまり役者に指示を出さないんですが『俺は能力がある人を集めているからその必要はない』とおっしゃっていて、素晴らしいなと思いそれを引用しました」と打ち明けた。

舞台挨拶には、はしもとこうじ、本作の編集を担当した小川弾も登壇。齊藤は「最初はしもとさんに話を聞いたときはもっと面白おかしく伝えていただいたんで、最初は芸人さんで短編を作ろうという企画だった」と話し、「お笑いナタリーさんとかは永野さんが僕の長編デビュー作に出演って記事を出してくれたんですけど、いい映画はいいシーンを切るから僕はもうバッサリ切ってしまった(笑)」と告白。「永野さんに伝えたら『シェー! お前はカットばかりするからシザーハンズ2をお前で撮る』って言われてます」と話し、観客を笑わせた。

主人公のコウジ役は満場一致で高橋一生に決まったと話し「理想的なキャストがそろった。我ながらずるいと思いますよ」と自信をのぞかせる齊藤。村上は主人公の父親役で出演しているリリー・フランキーが「齊藤くんからオファーを受けたとき、開口一番に『この作品はゆうばりを目指してます』と。今どきいる?」と感心していたことを明かし、自分が出演を決めたのもその決意を聞いたからだと述べると会場には大きな拍手が巻き起こった。

SFやホラー、コメディ、サスペンスなどエンタテインメント性の高い作品を集めるゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017は3月6日まで開催。

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