“仮面ライダー電王 10周年”ד新宿バルト9 10周年”「
このイベントは、「仮面ライダー電王」がテレビシリーズ放送開始から10周年、そして新宿バルト9の開業10周年を記念したもの。トークショーにはまず桜井侑斗 / 仮面ライダーゼロノス役の
中村は「まずはこのセリフを言わせてください。最初に言っておく!俺はかーなーり!強い!」と侑斗風に挨拶。すると秋山と松本も「コーヒーいかがですか?」「あらー、良ちゃーん!」とセリフを披露し、会場のボルテージは一気に上昇する。
イベントの前半では、本編第19話「その男、ゼロのスタート」の公開オーディオコメンタリーを実施。デネブ役・大塚芳忠の声が響くと、中村は「この声、落ち着くー!」と笑顔を見せる。また当時キャストたちは物語の結末を知らなかったそうで、「今思えば、意味深なセリフ多いね」「ちゃんと伏線になってたんだね」と語り合う。
主演である野上良太郎 / 仮面ライダー電王役の
コメンタリー後には、脚本家の小林靖子とプロデューサーの白倉伸一郎も登場。小林は本シリーズについて、モモタロスらイマジンたちの名前が画期的だったと振り返る。「白倉さんが考えたんです。ふざけた名前なのでちょっと大丈夫かなって思ったんですけど、結局愛着を持ってもらえた」とコメント。一方白倉は「靖子にゃんに企画の相談をしたときに、“変身”が売りだと伝えたら、『変身するのは体だけなんですか?』って聞かれて。すごいこと言うなって思いました。そこから“地獄の3日間”と呼ばれるほど企画会議を繰り返すことになるのですが、そのアイデアだけは忘れないようにと思っていました」と回想した。
終盤には2月25日に32歳の誕生日を迎える松本を、サプライズで祝福。中村が「いつまでも素敵な愛理さんでいてください」と花束を渡すと、松本は感激しながら「がんばる!」と答える。
そして最後にもう1つのサプライズが。中村は「僕の大切な大切な相方に電話したいなと思います」と言って壇上で電話をかけ始める。電話越しに「もしもーし、お名前をお願いします」と尋ねると、その相手から「佐藤健です」と返事が。ファンが大歓声を上げる中、佐藤はマイペースに「声を大にして言いたいのは……(俺もイベントに)呼んで?」と言って笑いを起こす。佐藤から「優一さん、変わらないっすね、本当に」と言われた中村は、涙をこらえきれず「ちょっと泣きそうになってきた……今、俺泣いちゃってるから、良ちゃん話してくれ!」と懇願。佐藤は会場のファンに「10年も前の作品なのに、皆さん集まってくれてありがとうございます。今後も引き続き電王のことを好きでいてくれたら、僕は幸せです」と言葉を贈る。観客が声をそろえて「良太郎ー!」と呼びかけると、佐藤は「はーい」と優しい声で答えた。
電話を切ったあと、中村は目を潤ませたまま「(先日)健くんから僕に直接電話がかかってきて、『皆さんに声を届けたい』って言ってくれました。健くんはみんなの良太郎ですし、仮面ライダー電王ですし、永遠にみんなのヒーローだと思います」と語る。そして「記念すべき10周年を、皆様とお祝いすることができて幸せでした。この言葉で締めくくらせてください。……“いつか、未来で”」とまとめ、最後までファンに「ありがとうー!」と叫びながら会場をあとにした。
なおこのトークショーの模様は、7月12日発売の「仮面ライダー電王 Blu-ray BOX2」に映像特典として収録される。
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