アカデミー賞8部門ノミネート「ムーンライト」監督のコメント到着、場面写真も

第74回ゴールデングローブ賞映画部門で作品賞（ドラマ部門）を受賞し、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされている「ムーンライト」。このたび、本作の監督バリー・ジェンキンスのコメントが到着し、場面写真も解禁された。

ブラッド・ピットが製作総指揮を務めた「ムーンライト」は、主人公シャロンと彼の友人ケヴィンの関係を、3つの時代に分けてつづるラブストーリー。シャロンの母を「007」シリーズのナオミ・ハリス、シャロンの面倒を見るドラッグディーラーをドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のマハーシャラ・アリが演じた。ハリスとアリは本作の演技により、それぞれアカデミー賞の助演女優賞と助演男優賞にノミネートされている。

ジェンキンスは本作について「映画が心に沁みるというより、観客自身がこの映画の中に沁みていくという感覚じゃないかな。だから、映画館を出たあとも登場人物のことが観客の心に残るんだ」と説明。さらに「この映画は、自分の気持ちを言葉にできずに押し殺したことがあったり、自分を変えようと願ったことのある人間が自由になる感動を描いている。心の中では強く望んでいるのに、それを表現する勇気がない人間もいる。自分が何者なのかを探り、本当の自分を愛することができたとき、初めて誰かを愛せるんだ」とメッセージを寄せた。

「ムーンライト」は4月より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

※記事初出時より公開日が3月31日に変更となりました。