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本作は、水谷扮する主人公・杉下右京と、彼のもとに送り込まれる“相棒”が事件解決のため奮闘する刑事ドラマ「相棒」シリーズの劇場版最新作。反町扮する4代目相棒・冠城亘が登場して以来、初の映画版にあたる。
舞台挨拶には、2人に加えて
ファンから「右京さーん!」と声を掛けられた水谷は、「皆さん僕のことは『右京さん』と呼んでくれるのですが、ソリを呼ぶときは半分が『ソリ』、もう半分が『冠城さん』なんですよね。今、僕の本名を知ってる人は少ないと思います」と笑いながら話す。司会に「この機会に水谷さんに言っておきたいことはありますか?」聞かれた反町は、恐縮しつつも「いやいや、ないですよそんなこと……。でも、あれですね」とあっさり話し始め、水谷から「あるじゃないですか!」とツッコミが。「水谷さんは体力が本当にすごいんです。走るシーンも足が速くて。正直言うと、僕とは親子ほどの年齢差があるんですが、それをまったく感じさせないんです。いつもついていくのに必死です」と続ける反町に、水谷は「僕が21歳のときの子供くらいの年齢差なんだよね(笑)」と返した。
ゲスト出演者の山口は、自ら演じる鷺沢瑛里佳が右京に銃を向けるシーンの撮影を「瑛里佳の弱味を全部持っていかれてしまって、銃も持てなくなるくらいになりました」と回想。すると水谷は「(あそこで右京が)撃たれたら終わりですからね。なんとしても『相棒』を終わりにしてはいけないという思いでした」と笑いを誘う。また鹿賀に「水谷さんと反町さんは、言葉を交わさなくても意思が通じるいいコンビだなと感じました。ひとつ間違えたら、吉本の人かな?と思ったこともあるんですが(笑)」と言われると、反町はあえて黙ったまま水谷とアイコンタクトしてみせた。
最後に観客と「映画も!」「相棒!」というコールアンドレスポンスをすることになるが、リハーサルで反町が掛け声を間違え、いきなり「相棒!」と叫んでしまう。水谷は「よく2人で事件解決できましたねえ」「劇中であんなに長ゼリフしゃべってるのに、こんなに短いセリフがわからなくなるんですね」とあきれ顔をする。さらに反町は、本番でも「相棒!」と叫んで「わざとです」とニヤリ。拍手をして笑う観客に、水谷は「こんなお決まりに喜んでいただけるとは、なんといいお客さんなんでしょう!」と感激した様子だった。
最後に水谷は「『相棒』が始まって17年、シリーズになって15年。本当に夢なのではないかと思ってしまいます。でも1つだけ確実に言えることがあります。『相棒』がここまで来れたのは、プロデューサー、監督、脚本家、スタッフ、そしてキャストとの素敵な出会いがあったから。そしてもっとも素晴らしいのは、長い間『相棒』を応援し、支えてくれたファンの皆様との出会いだったと思います」と感謝を述べ、舞台挨拶は終了した。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
水谷「(あそこで右京が)撃たれたら終わりですからね。なんとしても『相棒』を終わりにしてはいけないという思いでした」/「相棒」水谷豊、マイペースな反町隆史に「よく2人で事件解決できましたねえ」 - 映画ナタリー https://t.co/j7FJw2kacN