デヴィッド・ボウイ大回顧展が今週末開幕、300点以上の貴重なアイテム展示

本日1月5日、大回顧展「DAVID BOWIE is」の内覧会が東京・寺田倉庫G1ビルにて行われた。

「DAVID BOWIE is」は、ミュージシャンとして後世のアーティストに多大な影響を与え、俳優としても活躍したデヴィッド・ボウイの創作活動を振り返る展示イベント。2013年にイギリス・ロンドンのヴィクトリア＆アルバート博物館（V&A）からスタートし、その後カナダ、ブラジル、ドイツ、アメリカ、フランス、オーストラリア、オランダ、イタリアを巡回してきた。アジアでは日本が唯一の開催国となる。

本展では、ボウイの衣装、写真、映像、手書きの歌詞、アルバムアートワーク、楽器、私物など初公開のアイテムが300点以上展示される。入場者にはヘッドフォンが手渡され、音楽やインタビュー音源などを聴きながら展示物を鑑賞することが可能。また、最後には巨大モニターにボウイのライブ映像を映し出すコーナー“ショウ・モーメント”も用意されている。さらに、ボウイの俳優としての側面にフィーチャーした展示物も。「戦場のメリークリスマス」や「ラビリンス 魔王の迷宮」など、ボウイが出演した映画にまつわるアイテムが並ぶ。

内覧会の冒頭には、V&Aのキュレーターであるヴィクトリア・ブロークスとジェフリー・マーシュが登壇。マーシュは本展のハイライトとして、ボウイが1974年に発表した自身のアルバム「ダイアモンドの犬」を映画化するために描いた絵コンテを挙げる。そしてもうひとつの見どころとして、ボウイが愛読していた書籍100冊のリストに注目してほしいと語った。

会場には日本限定の展示も用意されており、大島渚が監督を務めた「戦場のメリークリスマス」でボウイと共演した坂本龍一、北野武の撮り下ろしインタビュー映像が上映される。さらに、オフィシャルショップでは日本限定グッズも販売。スワロフスキークリスタルを施したアクセサリー、Fire-Kingのスタッキングマグなどがラインナップされた。このほか7インチピクチャーディスクや12インチシングル盤、そして2013年に販売され完売した公式図録の復刻版もショップに並ぶので、ファンは忘れずチェックしよう。

「DAVID BOWIE is」は1月8日から4月9日まで東京・寺田倉庫G1ビルにて開催。

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