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「ふきげんな過去」上海で上映、前田司郎は事故に遭うも「全てひっくるめて祭」

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第19回上海国際映画祭に参加した前田司郎

第19回上海国際映画祭に参加した前田司郎

第19回上海国際映画祭パノラマ部門で現地時間6月15日に正式上映された「ふきげんな過去」の舞台挨拶とティーチインに、監督の前田司郎が登壇した。

「ふきげんな過去」は、劇団・五反田団の主宰として知られる前田の監督第2作。小泉今日子と二階堂ふみが出演し、毎日を無為に過ごす女子高生・果子と、18年前に死んだはずが突然戻ってきた伯母・未来子が織りなすひと夏の物語を描く。

この正式上映では300席のチケットが完売し、当日も満席に。脚本に参加した「横道世之介」や監督第1作「ジ、エクストリーム、スキヤキ」も現地で好評を得た前田に、客席から拍手が起こった。

本作の脚本も手がけている前田へ「脚本・監督の2つの役割を切り替えて行うのは大変ではなかったか?」と質問が上がると、「普段から舞台の脚本を書いて、演出を手がけ、出演するという3つのことをやっているので、そんなに大変ではなかったです」と回答。お気に入りのシーンを聞かれると、前田は「いろいろありますが、母親のサチと娘の未来子の2人が、暗い縁側でタバコを吸うシーンです」と答える。さらに現場でのエピソードを尋ねられると、ラストシーンに登場するあるものの撮影秘話を明かし爆笑を起こした。

このたび映画祭への参加を終えた前田が、帰国途中に書いたコメントも到着。「空港に向かうタクシーが事故って首が痛い。何もわからない状態で上海映画祭に来て、事故にもあって散々だったが、上映は素晴らしかった」と振り返り、「全てひっくるめて祭って感じでした」とまとめている。コメント全文は下記を参照のこと。

「ふきげんな過去」は6月25日より全国ロードショー。

前田司郎 コメント

上海の空港で遅れている飛行機を待ちながら書いている。空港に向かうタクシーが事故って首が痛い。何もわからない状態で上海映画祭に来て、事故にもあって散々だったが、上映は素晴らしかった。満員のお客さんは携帯を弄ったり、隣の人と話したりしながら観ていたが、上映が終り、ティーチインが終わると僕のところに群がって口々に「面白かった」と言ってくれた。本当かな?と疑う間もなくひっきりなしに皆ほめてくれるのですっかりいい気になった。大変だったが、素敵な経験だった。という文章を事故で曲がった眼鏡をかけて、結局2時間半遅れた飛行機で書いている。全てひっくるめて祭って感じでした。

(c)2016「ふきげんな過去」製作委員会

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