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本作は、東野圭吾の同名小説を映像化したミステリー。日本最大級のスキー場を舞台に、阿部扮するどこか頼りない研究員・栗林和幸が、研究所から盗まれた違法生物兵器の行方を追うさまを描く。撮影は長野・野沢温泉スキー場で2月下旬に開始され、都内のスタジオ撮影を経て4月中旬にクランクアップ。役者陣は実際にスキーやスノーボードに挑戦している。
会見では、劇中で使用したスキーリフトに乗って登壇者たちが登場。主演の阿部は「スキーは20年ぶりだったんですけど、今回は運よく上手な役ではなかったので、そのままやらせていただきました」と笑い、「例年より雪が少なかったみたいなんですけど、僕は運よく“雪男”でもあって。どの現場に行っても、雨は降らせないけど雪が降る。今回も撮影の初日に吹雪いたのでよかったです」と本作ならではのエピソードを披露する。
スノーボードクロス選手・瀬利千晶役の大島は9歳の頃からスノーボードを経験していたことに触れ、「巡り巡ってきた役だなと幸せを噛みしめながら撮影に臨みました」と述懐。
一方、パトロール隊員・根津昇平役の大倉は「プロデューサーに聞いたら僕のプロフィールに『趣味、スキー』って書いてあったらしいんですけど、2回しかやったことなくて……」と苦笑いするも、スノーモービルの操縦については「普段からバイクに乗っているので基本的に難しくなかった。でもすぐ『気持ちいいなー』って顔になっちゃうから気を付けました」と余裕のコメント。また「撮影中、監督に『ここはジャニーズのよさを出してくれ』みたいなことを言われたりして。“ジャニーズ VS D-BOYS”の戦いで負けないようにがんばりました!」と話し、D-BOYSメンバーの志尊と笑い合う場面も。
そんな大倉に対し、大島から「エキストラの方に『俺が上手に見えるように下手に滑ってください』って言ってる大倉さんを目撃しました」と暴露が。大倉は「皆さんエキストラだけど大会に出るような人たちだったので……八の字走行もうまいんですよ」と慌てて弁解。「僕、大丈夫でしたかね……?」と不安げに吉田を見やり、「大丈夫です!」と力強い返事をもらうと安堵の笑顔を見せた。
雪山という過酷な環境下での撮影であったが、現場の雰囲気は和気あいあいとしていたようで、濱田からは「同い年の子たちが多くて楽しい現場でした」、志尊からは「監督に手相を見てもらい『欲がないね』と言われました」といったエピソードが飛び出す。
吉田は「雪山っていうだけで大変だから明るい現場を作ることを心がけました」と撮影を振り返り、最後に「昔から東野さんの作品は読んでいたけど、初期はけっこうふざけた要素もいっぱいあって。僕はそんな東野作品も大好きで、『秘密』や『容疑者Xの献身』から入った東野ファンには新しいものが見せられるとわくわくしています」と、映画の完成を自ら心待ちにする様子でアピールした。
「疾風ロンド」は11月26日より全国ロードショー。
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