トム・ハーディ主演「レジェンド」、双子ギャングの真実の姿映す冒頭映像が公開

トム・ハーディが主演を務める「レジェンド 狂気の美学」の冒頭映像が、YouTubeにて公開された。

本作で描かれるのは、1960年代のロンドンで暗躍した実在の双子のギャング、クレイ兄弟の物語。兄レジナルドと弟ロナルドをハーディが1人2役で演じた。メガホンを取ったのは「L.A.コンフィデンシャル」で第70回アカデミー賞脚色賞を受賞し、「42～世界を変えた男～」などの監督作でも知られるブライアン・ヘルゲランド。

映像はエミリー・ブラウニング扮するレジナルドの恋人のモノローグをバックに、クレイ兄弟が高級車の後部座席でたばこをくゆらすシーンからスタート。続いて、レジナルドが自分を監視する刑事たちに紅茶を差し入れて茶化す場面や、近所の主婦と気さくに挨拶を交わす姿が映し出される。

クレイ兄弟について徹底的にリサーチしたというヘルゲランドは「彼らの人生はこの半世紀近くもの間、伝聞やタブロイド紙の記事の中でまことしやかに語られ続け、その真実がどこにあるのかもはやわからなくなってしまっていた」と述懐。また「クレイ兄弟はロンドンという街の一部であり伝説的な存在だ。彼らはギャングにまつわる数々の暴力的な逸話の中心でありながら、地元のお年寄りのためにドアを開けて待っていてくれる現代版ロビン・フッドでもある。しかし2人の人生の真実は、伝える人間の意図によって歪曲され作り変えられてしまった。“凶暴”という一般的なイメージだけにとらわれず、今や伝説となってしまった彼らも人間だということをこの映画から感じ取ってもらいたいんだ」と語っている。

「レジェンド 狂気の美学」は6月18日より東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国でロードショー。

※動画は現在非公開です。