明日6月18日より公開される「
本作は1960年代の英国ロンドンを舞台に、実在した双子のギャング、クレイ兄弟の栄光と破滅を描くクライムサスペンス。頭脳派の兄レジナルドと凶暴な弟ロナルドをハーディが1人2役で演じた。
ハーディはクレイ兄弟について「筋金入りのギャングスターたちとつるんで、あらゆる犯罪に関わったのは確かだ。でも彼らは従来のギャングスターたちとは少し違う」とコメント。「セレブリティたちとの交流を重ねることで悪名高き有名人になり、英国文化を象徴する存在にまでなった。クレイ兄弟は、活気に満ちた1960年代そのものを表す存在なんだ。同時に、そのことが彼らの破滅を招いたと思う。たいていのギャングスターたちは目立つことを嫌うのに、クレイ兄弟は世間から注目を集めることを楽しんでいたんだ」と分析する。
役作りのため、クレイ兄弟と関わりがあった人物に会って話を聞いたというハーディ。「特に印象深かったのは、2人の犯罪の後始末を押し付けられていたフレディ・フォアマンだ。彼はレジーのことをこれっぽっちも好きではなくて、その理由を教えてくれた。脚本に書いてあるレジーのイメージを覆す見解だった。レジーの軽妙な話術、完璧な身のこなし、ロマンチストなところ……それらすべてを全否定したんだ。だから役作りにはあまり参考にならなくてね」と笑う。
そして「でもフレディ・フォアマンは、ロンのことは本当に大好きだったと言っていた。話しているときの表情から、それが嘘じゃないということが伝わってきたよ」と続け、「ロンはレジーに比べるとものすごく正直だった。精神的に不安定で、薬を飲まないとキレやすくなるけれど、周りの人たちが思わず大ウケしてしまうほど面白くて、堂々として、とても思いやりのある男だったそうだよ」と述懐した。
また「度を越したことばかりして非難される大バカ者のようでいて、その滑稽な行動の裏にものすごい皮肉が隠れているんだ」とクレイ兄弟の複雑な人間像について語るハーディ。さらに「観ている側はつい大爆笑してしまうけれど、彼らのやっていることはものすごく不謹慎なことだよね。だから観客は“今観たのは、本当は笑ってはいけないシーンだったのではないか”と自身のモラルを問い直すことになる」と述べている。
「レジェンド 狂気の美学」は東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国でロードショー。
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トムハ演じる双子はそれぞれ素敵ですけど、実物はロンのほうが人気だったんですね
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