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本作はイタリアの巨匠
二階堂は同作の復元を支援したイタリアのファッションブランド・GUCCIの2016年春夏コレクションを着用して登壇。自身で選んだというアイテムに対して「こういう上質なものに袖を通すと、身が引き締まるだけでなく、新しい自分であったり、今まで見たことない世界が見えてきます」と語り、笑顔を見せる。
16歳の頃に「若者のすべて」を初めて観たという二階堂は「そのときはアラン・ドロン素敵! カッコいい!って感じでした」と振り返る。続けて「劇場の大きなスクリーンで、美しく修復されたものを観れて幸せです」と述べ、「名作と呼ばれるものはいつ観ても、変わらないよさと新しい発見があるので何度でも観たい」と言葉を重ねた。
名作と呼ばれる作品に触れる意義を聞かれると「いい作品を観るとモチベーションになります。今までにこんなにも素晴らしい作品が作られてきたということを知ると、女優としてそこから新しい作品を作っていきたいという気持ちや、つながっていかなくてはという使命感が湧いてきます」と述懐する。
その後、自身より若い世代にもっと映画館に足を運んでほしいと述べ「私の演技によって自分が劇場で得た感動や、感じていた思いを観客の方々に感じていただけたらうれしいです」と願いを語った。
「『若者のすべて』4K 完全修復版」は4月29日から東京・有楽町朝日ホールにて開催されるイタリア映画祭にて上映。また5月14日からは「ヴィスコンティと美しき男たち~アラン・ドロンとヘルムート・バーガー~」と銘打たれた上映企画、2016年冬には「ルキーノ・ヴィスコンティ 2016年 生誕110年・没後40年 メモリアル~イタリア・レアリズモの軌跡~(仮)」と題された特集上映が全国を巡回する。
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来週には『山猫』4K修復版の試写もあるのですが、前説をやるのは二階堂ふみさんではなくて、この私です。スミマセン!……二階堂ふみ、ルキノ・ヴィスコンティ「若者のすべて」プレミアで使命感に燃える - 映画ナタリー https://t.co/fefx04lmFN