映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

藤岡弘、が45年ぶりにマスクオフ!「体中のライダー魂の血が騒いでいる」

971

上段左より柳喬之、山本涼介、長澤奈央、阿部力、武田幸三。下段左より大沢ひかる、西銘駿、藤岡弘、、大杉漣、岡本夏美。

上段左より柳喬之、山本涼介、長澤奈央、阿部力、武田幸三。下段左より大沢ひかる、西銘駿、藤岡弘、、大杉漣、岡本夏美。

仮面ライダー1号」の完成披露イベントが本日3月15日に新宿バルト9にて行われ、藤岡弘、西銘駿岡本夏美阿部力長澤奈央武田幸三大沢ひかる山本涼介柳喬之大杉漣が登壇した。

本作は、1971年に放送スタートした特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの生誕45周年記念作品。長年にわたり海外で悪と戦ってきた本郷猛は、1人の少女の危機を知り、急遽帰国する。猛は仮面ライダーゴーストこと天空寺タケルと出会い、ショッカーが彼女を狙う理由を探っていた。

イベントではまず現在放送中のシリーズ「仮面ライダーゴースト」から西銘、大沢、山本、柳が劇中衣装で階段を下りて登場。そして岡本、阿部、長澤、武田、大杉も続き、一言ずつ挨拶していく。天空寺タケル役の西銘は「藤岡弘、さんと共演させていただけるのは、夢のようでした」と語り、仮面ライダーたちの宿敵・地獄大使役を2009年の「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」以来7年ぶりに演じる大杉は、「7年前にやらせていただいたときはワンシーンだけだったんですが、それで終わりかなと思っていたので、今回オファーをいただいて二つ返事で『やります』と言わせていただきました。役は地獄大使ですが、気持ちは天国のようでした」と微笑むと、集まったファンから拍手が起こる。

おやっさんこと立花藤兵衛の孫であるヒロインを演じる岡本は「オーディションのときからやりたいと思っていた役だったので、ガッツポーズしました」と喜びを語り、阿部は「(仮面ライダーは)小さい頃に遊園地とかで見ていた印象。撮影で本物に会えるんだなとテンションが上がりました」とコメント。長澤が「ついに仮面ライダーに変身できるのかな、そしたら初のママライダーかなと思ったんですが、敵役だったので、アクションをがんばってしっかり演じさせていただこうと思いました」と言うと、武田は「僕も何ライダーになれるのかなと思ってましたが、もちろん怪人役でした(笑)」と重ねて笑いを誘う。

「仮面ライダーゴースト」チームは撮影初日から藤岡と一緒に撮影があり、大沢は「なかなか緊張が取れなかった」、柳は「もうガッチガチでしたね。目の前に藤岡さんがいらっしゃるんですもの」と当時の心境を語る。しかし空き時間はとても和やかだったといい、山本は「藤岡さんのコーヒーをいただいて、本当においしかったんです。優しく接していただいたので、緊張したのは最初だけでした」と現場でのエピソードを明かした。コーヒーが苦手だったという西銘も、「少し克服できたというか、おいしかったです」とうれしそうに話す。

また藤岡とのエピソードについて、岡本は「2人で楽しむシーンは、高校生の私よりはしゃいでいらっしゃってて。レアな藤岡さんを見れたりして楽しかったです」と意外な一面についても述べていた。大杉は「懐古的な懐かしさだけではなく、『ゴースト』の皆さんとがっちり組んで、今できた新しい仮面ライダー1号。2016年の新しい仮面ライダー像ができた。そこに参加できて幸せです」と感慨を語り、地獄大使の衣装を着た感想を問われると「あれ、『衣装』って言っていいんですかね(笑)。7年前はスタジオだったけど今回は外、薄いので直に寒さがきまして。でも一生に何度もあることではないので、楽しかったです」と着心地を明かした。

さらに西銘は「芝居は気持ちが乗っかると、自然に相手に目で気持ちをぶつけられると藤岡さんから教わって、今までは形にこだわることもあったんですが、しっかり人の目を見て芝居することをがんばりました」と先輩ライダーから学んだことを語り、これを柳が「映画の中でもタケル殿が着実に成長している姿を見れて、僕は幸せでした」と父のように温かい目で見守っていた。

ここでバイクの音と「ライダー、変身!」の声が鳴り響き、バックパネルがオープンする。そこへ44年ぶりに本郷猛/仮面ライダー1号として主演を務める藤岡が、ライダースーツに身を包み、マスク姿で登場。ゆっくりとマスクを外して脇に抱えた。このいわゆる“マスクオフ”は1971年4月3日にオンエアされた「仮面ライダー」第1話にて、ショッカーに捕らえられた本郷が身体を改造されるシーンで登場するが、それ以後は劇中でも描かれず、実に45年ぶりとなる。さらに一般客の入ったイベントで藤岡がマスクオフを披露するのはこれが初めてということだ。

藤岡はまず「45年の時を超え、世界で戦ってきた本郷猛。日本に帰ってまいりました。本郷猛こと藤岡弘、です。よろしく」とゆっくりと挨拶。貫禄たっぷりに現れた藤岡に、西銘は「気迫がすごい。本物の仮面ライダーだなと。自分はまだまだだなと思いました」と圧倒された様子で、大杉は「(観客を指して)非常にいい顔をされている。うれしいですよね!」と呼びかけると、「うれしい!」という声がギャラリーから飛んだ。

数十年ぶりに仮面ライダー1号を演じた感想を藤岡は、「仮面ライダーとして初めてライダースーツを着て仮面を被り、2輪に乗ったときの気持ちが蘇ってきました。45年の時を超え、体中のライダー魂の血が騒いでおります。CGも何もなかったあの時代、身体を張って命を賭けて僕もスタントマンとやらせていただいて。本当に45年、あっという間の年月だったなと思い起こされます。再びこうやって奇跡のように、同じ本郷猛をやらせていただいて、感無量でございます。ありがとうございます」と思いを込めて語る。そしてスーツを着た感想を「すごい重量感というか、重みというかね。まさしくこれは愛と正義と勇気の象徴、シンボルでもある、日本の武士道を想像させるような、サムライ魂ですか、“サムライダー”というか、そういう感じがしますね。しかし当時から、思いはひとつも変わっておりません。原点に返った気持ちでやらせていただきました。石ノ森章太郎先生をはじめ、当時の恩師たち、関係者、多くのスタッフさんの顔が浮かんできて、その思いすべてを私が背負ってるんだなと思うと、身の引き締まる思いです」と述べ、最後は笑顔で手を振って退場していった。

「仮面ライダー1号」は3月26日より全国ロードショー。

映画ナタリーをフォロー