本日3月1日、「
世界最高峰の山・エベレストに挑む男たちの姿を描く本作にちなみ、イベントには4月から社会に出て新たな挑戦をするフレッシャーズが集結。人生の先輩である登壇者たちから、アドバイスやエールが送られた。
新しい仕事に対して不安を抱える観客から「楽しく働ける秘訣は?」という質問が飛び出すと、岡田が「これは阿部さんに答えてもらいましょう! 阿部さんはすごいんですよ。マイナス20度のところで撮影したとき、霧吹きで自分を凍らせていましたからね!」と阿部の仕事への熱意をアピールするが、観客はただただ驚くばかり。そんな阿部は「初めの頃は仕事がまったく楽しくなかった」と打ち明け、「楽しくなってきたのは『仕事ってこういうものだ』とか、苦労がわかり始めてから。まずは(仕事を)好きになることから始めました」と客席に語りかける。
続いて「初心を忘れないようにするには?」という問いには、岡田が代表して回答。映画の撮影を振り返り、「阿部さんが真摯に役作りに励む姿、そして女1人だった尾野さんが、周りに気を遣わせないようにと一番元気でいてくれたこと。そういう新たな出会いによって、自分もああなりたいと強く思うことがある」と語り、「あんな過酷な状況で、自分に霧吹きをかけることができるのか!?って考えたりね」とまたもや阿部のエピソードを引っ張り出す。そして「周りを見て学んだり、それを思い出したりしてください。そして追われているときこそ深呼吸して、心に余裕を持てば大丈夫です」と気持ちを込めて言葉を贈った。
また尾野は駆け出しの頃を振り返り、「『がんばれ』っていう言葉が嫌いでした。『私がんばってるのに』って思っちゃったり」と吐露する。「でも結局がんばらないと前に進めないから、無理やり『がんばれ』を好きになるようにしました。そうしたら自然と1歩進めますよ」と独特な視点でアドバイスすると、会場からは大きな拍手が。阿部と岡田は「このあと何言えばいいんだ ……」と困惑していたが、阿部は「理不尽なことがあっても自分は自分。どうか自分をあきらめないでほしい」、岡田は「自分の仕事が誰かの力になっていると信じて、ピュアな気持ちで毎日戦ってください」と力強く語り、新社会人たちの目を輝かせた。
夢枕獏の小説をベースにした「エヴェレスト 神々の山嶺」は、エベレストに魅せられた2人の男と、彼らを取り巻く人々を描く山岳ドラマ。3月12日より全国ロードショー。
※動画は現在非公開です。
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