袴田巌ドキュメンタリーなど上映する「死刑映画週間」、ゲストに小田原ドラゴンら

特集上映「第5回 死刑映画週間 殺されていく命」が、明日2月13日から19日にかけて東京・ユーロスペースにて開催される。

「死刑映画週間」は、死刑制度について考えるきっかけを提供するために毎年2月に催されている上映企画。大島渚の監督作「絞死刑」や、冤罪を訴え続けていたものの2015年10月に獄死した奥西勝の人生を描く「約束～名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯～」などをスクリーンにかける。さらにラインナップには、実在の死刑囚と女性の往復書簡をもとにした1962年の「愛と死のかたみ」、小林旭が主演した1957年の「九人の死刑囚」といった未ソフト化作品も。参議院議員・山本太郎やマンガ家・小田原ドラゴン登壇のトークショーも連日開催される。

また1966年に起きた殺人事件の犯人として一度死刑判決を受けた袴田巌を、2014年の再審決定後から追いかけたドキュメンタリー「袴田巌 夢の間の世の中」も、一般公開に先駆け特別上映。この回には姉の袴田秀子と同作監督の金聖雄によるトークショーが行われる。なお本作は2月27日より東京・ポレポレ東中野ほかにて順次公開となる。

特集上映のスケジュールおよびトークショーの詳細は劇場公式サイトを参照してほしい。

第5回 死刑映画週間 殺されていく命

2016年2月13日（土）～19日（金）東京都 ユーロスペース
＜上映作品＞
「絞死刑」
「約束～名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯～」
「スリーピング・ボイス ～沈黙の叫び～」
「愛と死のかたみ」
「シャトーブリアンからの手紙」
「袴田巌 夢の間の世の中」
「九人の死刑囚」
「息子のまなざし」
料金：一般 1500円 / 大学・専門学生 1300円 / シニア、会員 1100円 / 高校生以下 800円 / 前売り券 1000円
回数券：前売り3回券 2800円 / 前売り5回券 4500円 / 当日3回券 3000円 / 当日5回券 4700円