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舘演じるタカと柴田扮するユージの活躍を描き続け、2016年に30周年を迎えた「あぶない刑事」シリーズ。約10年ぶりの新作であり最終章となる本作では、定年退職を5日後に控えた2人が、中南米マフィアを相手に最後の戦いに挑む。
舘と柴田はこの日もトレードマークと言えるサングラスをかけて登場。ステージに上がった舘は「皆さんのおかげで映画が大ヒットしました」と挨拶する。そして柴田は「(仲村)トオルくんに『大ヒットしたぞ』と報告したら、『まあ、僕がちょっと本気を出したらこんなもんです』と言われました。トオルくんが本気を出してくれたおかげで大ヒットしました!」と登壇早々ジョークを飛ばす。村川は「こんなに素晴らしい俳優さんをお借りして、多くの方に観ていただき、スタッフを代表して本当に感謝いたします」と何度もお礼を述べた。
本作の一部はニュージーランドにて撮影されたことから、ここでニュージランド大使館のピーター・ケル臨時代理大使や、映画とのコラボキャンペーンを行っているニュージーランド航空のスコット・カー日本支社長らが登場。ロケ地にもなった“ワインの島”ことワイヘキ島のワインを3人にプレゼントした。さらにケルはマオリ語で挨拶した後、流暢な日本語で「この作品がいろいろなメディアで華々しく取り上げられていましたが、ネタばらしになってしまうため最後のオークランドでの話がなかなかできず、悶々としておりました!」と話し笑いを誘う。そしてニュージーランドでの思い出を聞かれた舘は「ゴルフの撮影をなるべく早く終わらせて、そのまま別のゴルフ場で恭サマと2人でゴルフをしました。着いた日にもしたから、2回やったよね」と笑顔で振り返る。さらに2人でラグビーの試合を観戦した話や、舘の知り合いである元ラグビー日本代表ヘッドコーチ、ジョン・カーワンのホームパーティへ参加したエピソードなどが明かされた。
イベントの後半には、会場のファンからの質問コーナーが設けられた。「これで終わってしまうなんて、あぶ刑事ロスになってしまいそうです。お2人はどうお感じですか?」という女性客からの質問に、舘は「悲しいです」と一言。柴田は「大下勇次ができなくなると思うと寂しい。でも一番寂しいのは、タカに会えないということ。舘さんとは会えるんですけど(笑)。もう無茶なアドリブを受けてくれる人がいなくなるんだなと思うと」としみじみ話す。続いて本日が誕生日だというファンからお祝いの言葉を求められ、2人で「せーの」と息を合わせようとするも、舘は「お誕生日おめでとう」、柴田は「ハッピーバースデー」と発しバラバラになってしまう。さらに劇中ファッションへのこだわりを聞かれ、舘が「モデルにしたのはオバマ大統領のスーツです」と明かす場面も。「一番危なかった撮影時のエピソードは?」という最後の質問に、これまでもセリフを覚えるのが苦手だと言い続けてきた舘は「僕のセリフが4行以上あったときです」と返答。また柴田が「舘さんが現場に女性を連れてきたことです」と暴露して会場が沸くと、舘は「拍手するところじゃないんですけど」とぴしゃりと言い放った。
2人が本作のイベントへ登壇するのはこれが最後の機会。ユージからタカへのメッセージを求められた柴田は「タカ、女に気を付けろ!」と再度爆笑を起こす。一方の舘は、タカからユージへの言葉として「ずーっと走り続けてほしい」とつぶやき、ファンの感動を誘った。最後に柴田はサングラスを外し、「30年間応援してくれてありがとう。いつかおじいちゃんになったら、孫に『おじいちゃんのライバルはタカとユージだった』と話してください。女性の場合は、いつか孫に『私の初恋はタカとユージだった』と。そうして語り継いでいってくれれば、タカとユージは永久に不滅です!」とファンに向けてコメント。舘は「この作品と柴田恭兵さんに出会えて、刺激を受けて、すごく幸せでした。この作品を通じて皆さんにお会いできて幸せでした!」と噛み締め、舞台挨拶を締めくくる。そして満杯の客席からの声援を受け、「サンキュー!」と叫び会場をあとにした。
「さらば あぶない刑事」は全国の劇場で上映中。オークランドへの往復ペア航空券が当たる「海外だろうと関係ないね!日本を飛び出し、とびきりハデにジャーニーしようぜ!キャンペーン!!」ほか、ニュージーランド航空とのコラボキャンペーンも実施しているので、作品の公式サイトをチェックしてみよう。
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- 「さらば あぶない刑事」公式サイト
- 「さらば あぶない刑事」予告編
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ゆっきー @yukki7291
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