ドイツ映画「君がくれたグッドライフ」公開、仲間との旅を通して命と向き合う5日間

尊厳死をテーマに主人公の男性がどう人生をまっとうするかを描いた「Tour de Force」が、「君がくれたグッドライフ」の邦題で公開決定。ポスタービジュアルが解禁された。

本作は、仲むつまじい夫婦とその仲間たちが、自転車での旅を通して人生の幕引きを見つめるヒューマンドラマ。ハンネス夫妻は、仲間たちと毎年行う旅の行先をベルギーに決める。仲間たちは不満を漏らすが、ハンネスが筋萎縮性側索硬化症（ALS）と宣告され、尊厳死が合法化された国ベルギーで人生をまっとうしようとしていることを知り、願いを叶えるべく行動をともにする。ハンネス役をフロリアン・ダーヴィト・フィッツ、夫を献身的に支える妻キキ役をユリア・コーシッツが演じている。そのほか、ユルゲン・フォーゲル、ミリアム・シュタインの名が並ぶ。監督は世界各国の映画祭への出品経験を持つクリスティアン・チューベルト。

このたび公開されたポスタービジュアルは、人生最期の旅をかけがえのない仲間と過ごす夫婦の様子を切り取った1コマ。ヨーロッパの美しい風景の中を自転車で駆け抜ける一団と、つらい状況にあっても笑顔を絶やさず、真摯に命と向き合おうとする夫婦の姿を捉えている。「最期の旅は、泣かないと決めていた──」とのコピーにも、2人の強い思いと決意が表れている。

「君がくれたグッドライフ」は5月21日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、東京・YEBISU GARDEN CINEMAにてロードショー。