萩尾望都「ゴジラ」「惑星ソラリス」などへの思い明かす、映画体験を語る番組に出演

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「トーマの心臓」で知られるマンガ家・萩尾望都が、CS映画専門チャンネル・ムービープラスで1月4日に放送される「この映画が観たい」に出演。このたび、萩尾からのコメントが到着した。

萩尾望都

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映画への思いや、これまでの自身の歩みを語った萩尾望都。

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さまざまな分野で活躍する著名人に、かけがえのない映画作品とそれにまつわるエピソードを尋ねる同番組。「美しいもの、自由な表現に誘うもの」と映画体験について語る萩尾は、「タイム・マシン」「ゴジラ」「惑星ソラリス」「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を紹介する。

ムービープラス「この映画が観たい#28 ~萩尾望都のオールタイム・ベスト~」

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番組の中で萩尾は、20代の頃に初めて観たというシリーズ第1作「ゴジラ」を「ファンタジーでしかできないことを見事にやってのけた」と絶賛。諫山創によるマンガ「進撃の巨人」を引き合いに出しつつ、「うまく言語化できない太平洋戦争をイメージ化した」と同作が果たした役割に言及する。一方「惑星ソラリス」に対しては、原作小説との違いに触れながら「こんなロマンティックな男がいるのかと思いました」と監督を務めたアンドレイ・タルコフスキーに覚えた驚きを明かす。

ムービープラス「この映画が観たい#28 ~萩尾望都のオールタイム・ベスト~」

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番組内では、萩尾のマンガ家としての歩みにも迫っていく。その中で萩尾は「40歳くらいになって初めて現実を受け入れられるようになり、日本を舞台にした作品や、大人の視点からマンガが描けるようになった」と自らの分岐点を述懐。そのほか、手塚治虫や石ノ森章太郎ら偉大な先人たちへの思い、プロのマンガ家を目指し上京した当時の心境、代表作「ポーの一族」連載時の裏話など多岐にわたるエピソードが萩尾の口から語られていく。

現在、月刊YOUにて16世紀フランスを舞台にした「王妃マルゴ」を連載中の萩尾。セレクトした「タイム・マシン」にかけて、過去と未来のどちらに行きたいかを問うと「鎌倉時代に行きたいです。わからないことがたくさんあるので」と歴史に対する関心の高さをのぞかせた。

この映画が観たい#28 ~萩尾望都のオールタイム・ベスト~

ムービープラス 2016年1月4日(月)23:00~23:30ほか

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ANIME SEIYU @animeseiyu

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