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深津絵里の映画デビュー作「1999年の夏休み」リマスター版公開

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「1999年の夏休み」

「1999年の夏休み」

金子修介監督作「1999年の夏休み」の公開30周年を記念したデジタルリマスター版が公開される。

本作は、金子が萩尾望都のマンガ「トーマの心臓」を翻案し、映像化した青春ファンタジー。森に囲まれた全寮制学院を舞台に、自殺した少年を巡って葛藤し傷付け合う少年たちの姿が描かれる。岸田理生が脚本を手がけ、中村由利子が音楽を担当した。

4人の少年を演じたのは当時10代の少女だった宮島依里大寶智子中野みゆき水原里絵(のちの深津絵里)。本作は深津の映画デビュー作としても知られている。

1999年の夏休み(30th Anniversary デジタルリマスター版)」は7月28日より東京・新宿K's cinemaほか全国で順次公開。

金子修介 コメント

幸運な偶然が重なり、「1999年の夏休み」が30年ぶりに劇場再公開されることになりました。学生時代に萩尾望都さんの「トーマの心臓」の異国の美しい少年愛の物語世界に触発されながら、彼ら少年たちが少女にも見える瞬間があり、物語の骨子と主な登場人物の性格をお借りした「翻案」として萩尾さんの許しを得て、夏休みの寄宿舎に残された少年たちを少女が演じる世紀末の「近未来」の映画として、人を好きになる瞬間、それは“性”を超越した永遠であるかのような“時間”と“空間”を作り上げたつもりです。外国の映画祭では「この映画はどこから来たのか?」と不思議がられました。ニューヨーク近代美術館(MOMA)では1989年におけるニューディレクターニューフィルムに選出され(所蔵されているかどうかは不明)、アメリカでビデオも発売されました(英語題名:Summer Vacation 1999)。この機会に新しい観客が目にしてくれるといいなと思っています。

(c)1988 日活/アニプレックス

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