足立正生＆山本浩司がカフカに挑む「断食芸人」、荒木経惟撮影のビジュアル公開

足立正生がメガホンを取った「断食芸人」が2月27日より東京・ユーロスペースほか全国にて順次公開されることが決定。このたび、キービジュアルが到着した。

1960年代、「鎖陰」「女学生ゲリラ」などを手がけ“アングラの旗手”と称された足立が、今回原作に選んだのはフランツ・カフカの同名短編小説。山本浩司を主演に迎え、残酷で不条理な国で見世物にされる1人の男と、その周囲に群がる人々の姿を捉えていく。詩人の吉増剛造が特別出演を果たしているほか、ナレーションを務める田口トモロヲや、音楽を担当する大友良英などキャスト、スタッフには多彩な顔ぶれが並ぶ。

今回解禁されたキービジュアルには、写真家の荒木経惟が本作のために撮り下ろしたスチールを使用。写真に塗られた赤い絵の具の線やその滲みが、本作の持つ幻想的な雰囲気を引き立たせる。